「ちがうんかん 玉川弁ぞのもし」
子供の頃祖母が近所の人と、雑談をしている際に、「〜のもし」「〜のもし」と「のもし」を連発していたことが記憶に残っています。「なもしとなめしとは、ちがうぞなもし」坊ちゃんに登場する有名な言葉ですが、中予の「なもし」、南予の「なーし」、東予市(西条)方面の「のーえ」、西条地方の「の」「のー」、三島・川之江方面の「な」「なー」等々、それぞれの地方の特色がにじみ出た、すばらしい共有財産であります。
玉川町の方言にも、関西一円で使用されるものから、東予地方独特なものまで多種多様な方言が存在していましたが、近年では、漸次方言の使用度が減少しつつあります。方言消滅の危機に直面し、今一度共有文化財として、玉川方言の良さを見直してみたいと思います。
文中の(共)は辞典にも記されているのもで、四国・九州・中国地方等広く使用されている言葉であります。
また方言の引用例を時々記しています。
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