江戸時代の末期頃、畑寺に大飢饉がありました。 それを救ってくれた山伏の霊を慰めるために崖の谷(だけんだに)にお地蔵さんを お祭りしました。
毎年山の持ち主の渡部さんが崖の谷に登ってお地蔵さんのまわりをキレイに 掃き清め、お経を唱えてお参りをします。 座敷には祭壇が作られ、小さなお地蔵さんを祭りお供えも一杯です。
夕方からは近所の人達が三々五々集り、お接待のおにぎりなどを頂きます。 夜も更けてくると皆さんが輪になっておもや踊りをして賑やかに山伏を偲びます。