福祉のまちづくりフォーラム
8月24日(土)「福祉のまちづくりフォーラム」が玉川福祉センターで開催されました。
玉川町での開催は初めてとあって、会場は一杯の人で埋まりました。
島崎支部長の挨拶の後は早速「これからの地域での老い方、生き方、支えあい方」の基調講演に入ります。
本日の講師は聖カタリナ大学人間健康福祉学部教授の恒吉和徳先生です。
今の時代人々が抱えている不安の上位は、老いも若きも、1.老後の生活 2.健康 3.収入 4.災害と続きます。
特に1位の老後についての問題が顕著に現れているのが、玉川町の高齢化率です。
65才以上は全国平均24.8%に対し33.22%。75才以上は全国平均12.2%に対し18.84%とはるかに多い数値が出ています。
この事実をしっかりと受け止め、殆どの人が希望する住み慣れた地域で暮らし、支えあうことを皆で考えました。
先ず、高齢者については、住民同士のつながりを今まで以上に密にし、公の機関にのみ頼らないで、地域で生活支援をする。 障害のある人や、子育て真っ最中の若い人たちにも同じことが言えます。
次に、孤立化しないために、近所の人、民生児童委員や社協職員など、地域包括支援センターなどの
力を借りる。等のアドバイスを沢山頂きました。
住みやすい暮らし作りともいえる福祉は「一人の100歩より、100人の1歩がだいじ!」と締めくくりました。
次に、玉川支部の村上さんから、社会福祉協議会玉川支部の事業の説明がありました。
続いてパネリストの方を交えての事例発表、意見交換会です。
玉川築民生児童委員会より小山田憲正さん。
小鴨部ほっとサロンより阿部 房江さん。
玉川ボランティアネットワーク協議会より 森 智子さん。
コーディネーターは、恒吉先生で、それぞれ町内で活動している様子を紹介したり、課題や展望についてもざっくばらんに語りました。
まあ、皆さんフロアーの方々も時に大笑いで、和気あいあいとあっという間に時間が過ぎました。
普段から、自分の町にどのような人がいて、どのような活動をしているか、関心を持っていくことが大事。そこから全てが始まるということでした。
そして、皆が助け合ってつながりを大切にしていきたいという声が会場からも聞こえました。
参加された皆様、関係機関の皆様ご苦労さまでした。
2013年8月24日| Category:玉川のニュース