1月 « 2013 « 玉川ブログ

1月2013

玉川福祉センターまつりのご案内

来る2月2日(土)に、恒例の「第5回玉川福祉センターまつり2013」が開催されます。


時間:平成25年2月2日(土) 9:30~15:00

場所:今治市玉川福祉センター  (今治市玉川町大野甲86番地1)

その他詳細については こちらから!!

玉川福祉センター内 今治市社会福祉協議会玉川支部へお問い合わせください。

お隣の文化交流館では、リサイクル工房も開催されますので、どうか皆様お誘い合わせてご来場ください。

落合博満 文化講演会


1月29日(火)午後7時よりグリーンピア玉川の大ホールにて、今治市・今治市教育委員会主催、南海放送(株)協力で、「落合博満文化講演会」が開催されました。

「オレ流野球の真実、人の育て方・生き方とは!」と題して、野球で培った人との関わり方、落合流人生哲学についてのお話がありました。

グリーンピア玉川の800席は満員で、さすがに男性の方が多かったように思います。
先ず市の教育長の高橋さんが市長の祝辞の代読をされました。
そしていよいよ講演の始まりです。
天才の人生は高校時代のイジメの話からスタートでした。

1年の時からレギュラーだった為にイジメにあい、3年間進級すれすれの登校日数。
弁当を持って家を出て、行った先は映画館でこの時期に1000本の映画を見たそうです。

体罰もイジメもタイプは2つ。
やられたからやるか、やられて辛かったからやらないか。
落合氏は後者で、監督時代も選手に対して手をあげるどころか、一度も責めることもしなかったそうです。
そして、8年間の監督時代に4回しか優勝できなかったのは、すべて選手を使いこなせなかったオレの責任ですとキッパリとおっしゃいました。

会場には現役の野球選手もいて、ピッチングやバッターはこうするべきだと、上着をとってジェスチャーを交えてのアドバイスで彼らの一生の思い出になったことでしょう。

監督は常に、選手の体調やメンタルな面には神経を使い、顔色一つで選手の状態がわかったと言います。

それがお互いの信頼関係を構築し成績につながっていったことは、スポーツの世界に限らず、どの業界でも当てはまることだと思いました。

又、聴衆と言うのは、成功した華々しい話より失敗してくじけたときに、どのようにして這い上がったかを聞きたいものですとおっしゃいました。
うまくいったときは、人様がちゃんと評価してくださる。

また、奥様とのショッピングの話もありました。
どんなに長い時間でもちゃんとお買い物には付き合って、洋服の試着につきあうそうです。
年上の奥様には、明るくてきれいな色の洋服を着て若々しくいて欲しいそうです。もう歳だからって暗い色は選びません!と。
会場の男性たちは、どのように感じたでしょうか(笑)

選手時代も監督時代も今も、いいことも悪いこともすべて自分から出たことだと思えば、人生ケセラセラですと締めくくって講演は終了しました。

最後に、地域教育課の渡部さんからお礼の花束を。会場は熱い拍手に包まれました。

こういう著名な方をお呼びしてお話を聞くことができる文化講演会は、ずっと玉川の地で続けられています。1年に1度地元の人も楽しみにしています。どんな講師の方をお呼びするかも、住民の意見が取り入れられています。「来年は誰じゃろ?」の「あの人の話はよかった・・・」など、よく話題にもなります。これから先もずっと続いてほしい文化講演会です。

第9回生涯学習講座のご案内

来る2月7日(木)午前9時30分から、玉川公民館2階講義室にて、「第9回生涯学習講座」が開催されます。
今回は、「やさしい環境化学」ー身近な化学ーと題して、今治市役所環境衛生部 次長 高橋 功一氏のご講演があります。

映像と、簡単な実験を行いながら分かりやすくお話していただきます。
お申し込みは、玉川域教育課(電話55-2701)まで。

皆さんお誘い合わせてご参加ください。

今治市手をつなぐ育成会50周年記念大会

1月27日(日)「今治市手をつなぐ育成会50周年記念大会」が、グリーンピア玉川にて開催されました。
開場には、バリィさんとみきゃんも登場!!
午後から、書道家金澤翔子さんの書の実演と翔子さんのお母さま・金澤泰子氏の講演会が開催されました。
会場いっぱいのお客さんでした。
まず翔子さんの揮毫からスタートです。一挙手一投足を見逃すまいと会場は水を打った様に静まりかえっていました。

お母様の補助で「飛翔」の二文字をみごとに書き上げ大きな拍手が湧き上がります。

次はお母様の泰子氏の講演です。
終始翔子さんのピュアな感性を褒め称え、彼女だから書くことができたと何度も繰り返しました。
書はテクニックや美意識の問題では無く、たましいのあり様だとも。
知的な障がいゆえに、私たちにはどうしても到達出来ない汚れのない精神が、無心の魂が、天と繋がったとき、書の神様が天から降りて来たと感じるのだそうです。
今までのご苦労の全てはわかりませんが、我が子の才能に気づきそれを開花させようと寄り添ってきたお母さまの姿に感銘を受けました。会場いっぱいの参加者も、皆さん聞き入っていました。

第二部は、ふれあいトークタイムでした。
「翔子さんは、ダンスが好きなんですよね」の質問、にモーニング娘のダンスでこたえてくれました。
思わず手拍子が会場いっぱいに鳴り響きます。
又、「お互いが理解出来なくて、バトルになったことは?」には、「一度もありません」の答え。「だって、どんな時でも、翔子は全然悪くないんです。自然体なんですから。」
翔子さんへの質問は彼女が答えて、お母様が少し補足されました。最後に翔子さんから、書籍の紹介もありました。

会場には、市内外からたくさんの人が集まり、寒さの厳しい1日でしたが、とても心があたたまりました。
手をつなぐ育成会さんも50年がくるのですね。
障がいのあるなしにかかわらず、みんなが支え合って暮らせる町であってほしいですね。これからも共に頑張りましょう。
(写真がフラッシュを控えたために鮮明に撮れていません。なお、子どもの顔はわざとぼかしをかけています。)

バードウォッチング

1月19日(土)バードウォッチングを開催しました。
前日の積雪で場所が鈍川森林館周辺から玉川総合公園に変更になりました。

いいお天気に恵まれ、午前の部は19.名。午後の部は13名の参加がありました。
講師は山本貴仁先生で、玉川出身、日本野鳥の会愛媛の会をなさっています。
愛媛には300種の野鳥がいて、その内100~200種が玉川にいるそうです。
いかに玉川が自然に恵まれているかの証でなんだか嬉しくなりました。
鳥の観察は、午後よりはやはり午前中の方がよく観ることができたようです。
うぐいす、ノスリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ウソ、コゲラ、シロハラ、アオジ等・・・これらは実際に観た鳥です。
参加された磯野さんがコゲラの写真を撮られていましたが、なかなか簡単には撮らせてくれませんね。

ノスリは、夏はもっと北の方にいて玉川には冬にやってくる冬鳥です。
トンビの仲間で高いところを旋回しながら獲物を狙っている姿は、とても優雅に見えました。
うぐいすは、うぐいす餅から想像する緑色ではなく茶色です。

今日は、チッチ、チャッチャと鳴いていました。
ホーホケキョと鳴くのは春先にだけ雌を求めて雄が鳴くそうです。
そして雄のウグイスは子育ては一切しなく、次から次とメスを求め夏になってもホーホケキョと鳴いてる雄は、7回くらい雌を求めているそうでみんな大笑いでした。又、縄張りを知らせている時はケキョケキョと鳴くそうですよ。
ジョウビタキは遥か彼方のシベリアから飛んでくる冬鳥で、ジョウは白髪のおじいさんの意味があり、頭が銀色でまさしく白髪のおじいさん風です。
今日は運よくその雄を見ることが出来ました。
又お馴染みのモズも「私可愛いいでしょう!」と言わんばかりに木のてっぺんで長い間目をキョロキョロ、首を左右に振って愛嬌をふりまきました。
先生ご持参の立派な望遠鏡でしっかりと観察できました。
山本先生はさすが自然の達人だけあって、土、木、草、木の実、どれもぜーんぶ熟知されていて、鳥以外の事も沢山教えてくださいました。
土を掘り起こしてるのはイノシシで、土の色や崩れ方で通った時間を推測するのがアニマルトラッキングだと教えてくださいました。

まんりょうの実が小さくてかわいいのは小鳥のくちばしのサイズに合ってるそうです。
かしわの葉は枯れてもしっかりと木に付いていて、春、新芽が芽吹くのを見届けてから、落葉するそうです。
それが縁起がいいところから、端午の節句の柏餅の葉として使われるそうです。
又、木の幹から木屑がこぼれて穴が開いてるのは、かみきり虫の幼虫が中にいます。
と言う具合に、次から次となんでも教材になるのには、本当に感心しました。
空を仰いだり、はっぱをクンクンしたり、しゃがんで木の実を拾ったり、とにかく普段の生活ではしない体験をいっぱいさせてもらい、玉川の良さを再発見したひとときでした。皆次回のイベントでの再会を約束して帰路につきました。山本先生、参加くださった町内外の皆さん、ありがとうございました。