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10月2014

玉美・企画展のご案内

11月4日(土曜日)から今治市玉川近代美術館において、「しまなみが結ぶ美の架け橋」と題し企画展が開催されます。


副題が「吉田卓(たかし)と二科展の画家たち」で歴史に埋もれた知られざる画家を紹介したく、福山市生まれの吉田卓にスポットを当てています。

1897年生れの彼は、25歳で二科展初入賞、29歳「羽扇を持てる裸婦」で最高の二科賞を受賞しています。
今治市出身の野間仁根らと川端画学校で学び、将来を有望視されながら病のため僅か32歳で病死しています。
僅か10年の間に残した作品は1000点にのぼると言われますが、殆どが焼失しており国内ではふくやま美術館がその多くを所蔵しています。
今回はふくやま美術館の協力をいただき、企画展出店38点中19点が彼の作品です。
同時に展示されるのは、やはり二科賞を受賞している、野間仁根、東郷青児ほか、有島生馬、林重義らの力作です。

尚、11月4日は14:00から1時間ほどですが、ふくやま美術館、学芸課長の谷藤史彦氏の講演会も開催されますのでより深く吉田卓を知るには絶好の機会かと思います。

 

芸術の秋を是非ご堪能下さいませ。

同日から、国宝「伊予国奈良原山経塚出土品」の秋の一般公開もスタートしますので、ご一緒にいかがでしょうか?