とんど祭り
1月12日(月曜日)順延になっていた鈍川のとんど祭りが行われました。
昨日の予定が強風のため本日火入れとなったものです。
昨日の火入れを楽しみにしていたお客様が今日も沢山来て下さり、予定通り13時に宮司さんのお祓いに続き、主催者の神子森自治会長さんらによって火がつけられました。
最初は煙でくすぶっていましたが、すぐに赤い炎が見え始め、皆さんが持参したしめ飾りや門松などと共に見る見るうちに高さ5mのトンドは炎に包まれました。
竹を多く使っているため、パーン、パン、ポンと弾ける音が辺りにこだまし、その都度観客がどよめきます。
とんど祭りは、日本全国にあるお正月の火祭り行事で、この火に当たったり、焼いたお餅を食べると一年間健康でいられるとの言い伝えがあり、無病息災、五穀豊穣を祈る伝承行事です。
てっぺんに立てていた笹飾りが崩れ落ちるのに10分もかかりませんでしたが、カメラで、携帯で、皆さんその様子を沢山納めていました。
祭日とあって子供さんは周りではしゃぎ、抱っこされた赤ちゃんもほっぺを赤く染めて参加してくれました。
立ち上る煙と炎に、忘れられようとしていく日本の懐かしい行事を、この子たちが引き継いでくれることを願ったものでした。
会場では、主催者の計らいで猪や鹿肉が焼肉でふるまわれ、昨日の残りのお餅も香ばしく焼けていました。
今年の秋には2代目ワラシシが登場の予定で、来年も盛大にトンド祭りが行われるでしょう。