万葉の森バードウォッチング
2月最後の28日、玉川万葉の森でNPO法人玉川サイコー主催「早春のバードウォッチング」が開催されました。
時折冷たい風が吹きましたが、晴天に恵まれ小学生から高齢者まで21名が、万葉の森のある玉川総合公園を散策しながら自然を大いに満喫しました。
講師の山本貴仁先生は玉川で少年時代を過ごし、現在の仕事に就かれるきっかけはすべて玉川の野山を駆けずり廻った事だそうです。
西条自然学校代表、愛媛野鳥の会会長、環境省希少野生動植物種保存推進員を兼任され、TV,雑誌でもお馴染みの自然の達人です。
開会式のあと、先ず双眼鏡の味方を教わりました。
8*22は8が倍率、22はレンズの大きさが22㎜の意味だそうです。
歩き出すとすぐに満開の紅梅が迎えてくれ、足元にある万葉池の中には何やら・・・。
そう、カエルの卵です。
山赤カエルの卵で、冬眠していても雨の夜に雄がきれいな声で鳴き、雌が卵を産みに来て又山に帰って冬眠するそうです。
そして、オタマジャクシになるのは田んぼのカエルより早いらしいです。
耳を澄ますと姿は見えなくても小鳥の声が聞こえ、先生の指す方をみんなで必死でレンズを覗きます。
又、どうしても見えないときは「こんな色や形をしています。」と写真をサッと取り出して見せてくださいます。
普段は、石鎚山辺りでしか見られない珍しいヒンズイ、群れて飛んでいる黄色いカワラヒワ、尻尾をピョンピョンさせるセキレイ、森のギャングと言われるヒヨドリ、定番のメジロなど、写真には撮れませんでしたが、たくさんの鳥の観察ができました。
特に、モズとホオジロは先生ご自慢の望遠鏡で長時間見ることができ、みんなさんその美しさに「わぁ~きれい!」
と感動の声が何度も聞かれました。
園内には見頃のヤブツバキ、ミツマタも色を添えて楽しませてくれました。
山本先生のなんでもござれの解説に、万葉の森がまたまた好きになった時間でした。
今後も、楽しく参加しやすいイペントを計画し、こちらのHPでお知らせいたしますので、多くの方のご参加をお待ちしています。