万葉の森再生事業 « 玉川ブログ

万葉の森再生事業

「万葉の森Art&Health」始動

爽やかな風が吹き、空の青さに心弾みますね。そんな秋の1日を、玉川万葉の森のイベントに参加しませんか?
玉川の「万葉の森」をなんとかしたいという思いから始まった公園再生。
いい感じになってきました(^_^)

10月は植物に親しんだり、体を動かしたりと、2回の講座を用意しています。

10月22日 9:00〜11:30
「万葉の森歌会」
万葉集に詠まれた秋の植物や、歌に触れ、お茶席を楽しみます。
講師
自然探索:千歳滋氏
短歌説明:行本とよ子氏
お茶席:森敬子氏
定員30名
申し込み締め切り10月15日

10月31日 9:00〜11:30
「アート&ヘルスセミナー」
自然の中で、新しく設置された健康器具や今治タオル体操、ウォーキングなどを楽しみます。
講師
今治タオル体操:渡辺小百合氏
クアハウス今治トレーナー
定員:50名
申し込み締め切り10月23日

いずれもNPO法人玉川サイコー(玉川支所内)までお申し込みください。
電話0898-55-2211
FAX0898-55-3123
住所、氏名、、電話番号、
生年月日、性別をお願いします。

 

フクロウオブジェ

ここ数年で整備が行き届き、明るくきれいになっている「玉川万葉の森」にフクロウのオブジェがデビューです。


今治木工クラブ(会員約30名)の方たちの力作で、制作の様子は1月25日のブログでも紹介しています。

樹齢100年は悠に超えている楠を伐りだし、すべて手作業でコツコツと彫り上げたものです。計画から仕上げまで1年がかりで、会員皆さんの得意技が集結された傑作になっています。

フクロウが飛び立ち舞い降りるまでの姿を、まるでスローモーションのように11体で表現し、目玉は焼き物で、金色のくちばしは調金で共に手作りです。

他にも組木細工の動物、恐竜、ツル、リンゴなどの木のオブジェも沢山置かれ、万葉の森はにわかに賑やかになってきました。

縁起の良いフクロウをここに置くことで大人も子供も集まってくる公園になり、玉川の活性化のお手伝いが出来れば本望ですと、馬越会長はおっしゃっています。

ゆくゆくは、全国から腕自慢の彫刻を集め、「彫刻の町玉川」がキャッチフレーズになればいい、との夢もあるそうです。写真で見るより、皆さんの目で手で直接感じていただきたい素晴らしい作品です。

 

万葉の森バードウォッチング

2月最後の28日、玉川万葉の森でNPO法人玉川サイコー主催「早春のバードウォッチング」が開催されました。

時折冷たい風が吹きましたが、晴天に恵まれ小学生から高齢者まで21名が、万葉の森のある玉川総合公園を散策しながら自然を大いに満喫しました。


講師の山本貴仁先生は玉川で少年時代を過ごし、現在の仕事に就かれるきっかけはすべて玉川の野山を駆けずり廻った事だそうです。

西条自然学校代表、愛媛野鳥の会会長、環境省希少野生動植物種保存推進員を兼任され、TV,雑誌でもお馴染みの自然の達人です。

開会式のあと、先ず双眼鏡の味方を教わりました。
8*22は8が倍率、22はレンズの大きさが22㎜の意味だそうです。

歩き出すとすぐに満開の紅梅が迎えてくれ、足元にある万葉池の中には何やら・・・。

そう、カエルの卵です。

山赤カエルの卵で、冬眠していても雨の夜に雄がきれいな声で鳴き、雌が卵を産みに来て又山に帰って冬眠するそうです。
そして、オタマジャクシになるのは田んぼのカエルより早いらしいです。

耳を澄ますと姿は見えなくても小鳥の声が聞こえ、先生の指す方をみんなで必死でレンズを覗きます。

又、どうしても見えないときは「こんな色や形をしています。」と写真をサッと取り出して見せてくださいます。
普段は、石鎚山辺りでしか見られない珍しいヒンズイ、群れて飛んでいる黄色いカワラヒワ、尻尾をピョンピョンさせるセキレイ、森のギャングと言われるヒヨドリ、定番のメジロなど、写真には撮れませんでしたが、たくさんの鳥の観察ができました。

特に、モズとホオジロは先生ご自慢の望遠鏡で長時間見ることができ、みんなさんその美しさに「わぁ~きれい!」
と感動の声が何度も聞かれました。



園内には見頃のヤブツバキ、ミツマタも色を添えて楽しませてくれました。


山本先生のなんでもござれの解説に、万葉の森がまたまた好きになった時間でした。

今後も、楽しく参加しやすいイペントを計画し、こちらのHPでお知らせいたしますので、多くの方のご参加をお待ちしています。

秋の万葉の森散策

11月10日(月曜日)色付きはじめた万葉の森で、秋の植物鑑賞と野点がNPO法人玉川サイコー主催で開かれ、町内外から40名近くの方にご参加いただきました。

前日の雨で森全体がしっとりと落ち着き、敷き詰められた落ち葉を踏みしめながら、ガイドブック片手に千歳滋さんの解説で森を散策しました。

紅葉(もみじ)とは色が変わるものの総称を「もみじする」と表現したのですが、今は「いろはもみじ」のことをもみじと呼んでお株をとられていますとユーモアたっぷりに解説してくださいました。


他にも果物でも木の実でも、沢山採れる年と採れない年が交互にあるのも、自然の摂理に会っていると聞かされ納得でした。
皆さん足元の落ち葉やドングリを手に取ったり、色付いた梢を見上げたり、万葉歌の歌碑を読んでみたりと思い思いに散策を楽しみました。

ひだまり広場まで戻るとお楽しみの野点で、季節のお菓子とお茶にほっこりしました。


本日は、俳句や短歌、川柳をたしなんでいらっしゃる方が多くて、一息つくと、あちらこちらから秀作が出来上がりました。
最後はそれらをご披露したり、感想などをお聞かせいただいて本日の会を終了しました。


ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
NPO法人玉川では万葉の森のガイドブックを活用してのイベントを、季節ごとに用意していこうと思っています。


今後もスケジュールが決まり次第こちらにUPいたしますので、お誘い合わせてご参加くださいませ。

 

万葉の森整備

9月7日(火曜日)万葉の森の入り口にある万葉池と周りの手入れを行いました。

ひと夏を過ぎると池には大量の藻が発生し、万葉植物のプランターも他の水草で覆われています。

周りも雑草が伸び放題!手分けして、草引き、池の水の抜き替えをし2時間ほどですっかりきれいになりました。

彼岸花はニョキニョキと芽が出ているのでカレンダー通り咲きそうです。

また、池の上では真っ白な花みょうがが咲いて、いい香りが漂っています。

終わったころに、西条市から俳句の愛好会の皆さんが吟行に来て下さったのに偶然お会いしました。

早速、グリーンピア玉川で「万葉の森」のガイドブックをもらって「これからお弁当をいただいて、ゆっくり散策させていただきます。」とのこと。

この日は町の職員の方が斜面の草刈りにも精を出していて、きれいになった町のお宝を町外の方に訪ねていただけることの幸せを感じながら万葉の森を後にしました。