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活動報告

ふるさとウォーキング へんろ道コース

10月27日(土)玉活主催の「ふるさとウォーキング へんろ道コース」が開催されました。

参加希望者が多く、おかげさまで総勢34名でのウォーキングとなりました。

へんろ道の説明は町内に住む石川さんがしてくださいます。

歩きながら、道端の普段は見落としていることなども、随所での説明を聞くことができ、皆さん感心しきりでした。

最初のへんろ道の道しるべは、280回もお参りした人の記念の碑で覗き込んで見入っていました。


57番栄福寺では、足の不自由な人が押していた箱車が奉納されています。
栄福寺まで来たら、足がすっかり良くなり、それまでの押していた箱車がいらなくなって次の札所へは歩いて行ったという話が残っています。
犬塚池のほとりで読んだ紙芝居は、大うけでした!

58番札所仙遊寺で、遥かに海を眺めながらおいしいお弁当をいただきました。


その後、少し朽ちかけている丸木橋をおそるおそる渡ったり、急こう配のごろべえ坂を紙芝居と同じように転んだ人もいたりと、皆さんあるき遍路の大変さを感じながらの楽しいウォーキングでした。
次回のバードウオッチングのご案内をして、解散となりました。

事故や怪我もなく、無事に終えることができました。ありがとうございました。

遍路道ウォーキングの下見

私たちスタッフは、25日(火)、来月10月27日(土)に予定している「遍路道ウォーキング」の下見に行きました。

お天気もよくとてもさわやかな日でした。

コースは57番札所栄福寺から犬塚池のそばを抜けて58番仙遊寺に登り、59番国分寺に向かうへんろ道の途中、新谷に出てスタート地点まで戻る約7キロのコースです。

車道を歩くのは、仙遊寺の登山道と新谷からゴールまでの計3キロ程であとはすべて趣のあるへんろ道です。

スタートするといきなりへんろ道のみちしるべ。

このあかくて小さな立札がお遍路さんを札所へと案内します。

へんろ道の石碑は、文字や指の形がはっきりしているものや、風化されて見分けが難しいものまで、石川さんの詳しい説明は謎解きのように、次々と年代やいわれを明かしていきます。

先ず栄福寺にお参りし、仙遊寺へ。

途中の犬塚池には忠犬シロの民話が残っていて犬塚の碑が建てられている。

これぞへんろ道と言うような森の中を心地よい風が吹き抜けます。

森を抜けて車道を横切り再びやまみちに入ります。

もう一度車道に出ると仙遊寺の登山道です。

山門まで行くうちに、標高は少しずつ上がり色着き始めたハゼも。

遙かかなたに目をやればしまなみ海道まで見渡せます。

山門をくぐって手すりにすがりながら石段を上ると仙遊寺の境内です。
当日はこちらでお弁当の予定です。

お寺を後に国分寺までのへんろ道は又山の中です。

途中ごろべえ坂となずけられた急なくだり坂があり、ここにも名前の起こりとなった民話が残っています。

坂を下り、見事な竹藪を抜け、山を下りると新谷の吉祥禅寺の大樅の木が見えてきます。

ここまでがウォーキングコースで、後は車道を出発地点まで戻ります。

この日は結構汗をかきましたが、本番までは1か月あるので、景色は一層秋らしくなり、快適な一日になることでしょう。

申し込み方法は、10月1日号の「広報今治」折り込み「たまがわ便り」に掲載予定です。ここでもまたお知らせします。10月27日(土)に予定を入れておいてください。

地域づくり人養成講座で民話紙芝居

9月21日(金)にえひめ地域政策研究センター主催の「地域づくり人養成講座」が玉川を会場に開催されました。

午前中は、玉川町龍岡上の「森のともだち農園」で自然体験をした後、玉川の地域活性化で開発した「いのししコロッケ」や「さくら味噌あんパン」などふるさと料理を和気あいあいと食べました。

午後からは、中村集会所にて、ワークショップ。

ここで、私たち玉活(玉川地域活性化推進協議会の略)のメンバーが、玉川の民話の紙芝居を上映しました。

「犬塚池」のお話と

http://www.tamagawa-net.jp/kamisibai/inuzukaike.html

「白椿と黄金」というお話です。

この講座は、愛媛県下で町づくりに取り組んでいる方々が受講されており、皆さん興味深く聞いてくださいました。

夜は、地元のお店で、玉川で地域づくりしているメンバー有志との交流会もあり、町づくりへの思いを語り合いました。
いいお天気の秋の1日。みなさんの熱い思いを感じました。

私たちのこれから

自分たちの事業をどう継続していくか 前田先生をお呼びしての検討会及び学習会を開催しました。

この「玉川ねっと」は、立ち上がって3年目の玉川地域活性化推進協議会が取り組んでいる事業のひとつなのですが、他の活動をひっくるめて総括したものになってきました。
一応市の応援は、今年度のみなのですが、「新しい公共」をめざして、行政と民間で取り組むという目標をたててやっていますので、それらをうまく運営していく方法を模索しています。

玉川支所の安井支所長さんにもお越しいただき、支所がめざしていくことのお話も話していただきながら、熱い時間が過ぎました。

みんなの熱い思い。かかえている課題。それでも私たちはなんとか玉川を元気にしていきたい。
できない理由をあげるのではなく、できる方法を考えていく。
そんなスタンスでいきたいと思います。

山本真知子さんを訪ねて

6月21日、梅雨の季節に三反地にお住まいの山本真知子さんを取材させていただきました。

玉川で染めものといえば、山本さんです。特に藍染めで有名です。

山本さんは、いろいろな資料を用意してくださり、私たちを迎えてくださいました。

草木染めもたくさんなさっています。

「染めはね、こちらが こう染めてやろうなんて思うと、思ったようには染まらないのよ。
草木がもつ、自然の色をなるべくそのまま引き出すようにと思っていると、人にはとうてい出せないような素晴らしい色が出るの。」

そんなお話を聞かせてくださいました。

また、また結婚して出産を控えた時に、お姑さんから「赤い色と黄色のうぶ着を用意しなさい」と言われて意味がわからなかったのだそうです。
染めを30年していて、その意味がわかったと。

赤い色に染めるには紅花を、黄色に染めるには山桃で・・・。藍染めもだけれど、いずれも皮膚やからだを守ってくれる自然の作用がある染めの色だったと。
姑さんは、それをずっと言い伝えで聞いてきてたわけ。
染めというと、今は趣味や遊びみたいに思われるけど、人の暮らしに結びついていたのよね。それを多くの人にわかってほしいわ。

だから、玉川の地で藍もたくさん育てた。

「市内や朝倉で教室をしたり、展示会をしたりしているけれど、本当を言うと、地元玉川でそういうことができれば・・・と思う。自分の思いや技術を誰かが引き継いでくれないかなと思ってきました・・・」

山本さんの想像力は、玉川ダムの桜や、山の緑、地元の自然を心から美しいと感じるときに、広がっていくのだそうだ。

「藍が、七色に染まった時には、わくわくしたわよ・・・」
山本さんは、「自分の夢を咲かせたいわ!」と目を輝かせながら話してくださった。

作品もたくさん見せていただいた。

今日もまた、おひとり。町の力を引き出してくれる人に出会った。
この様子は、編集されて「この人に聞く」のコーナーに掲載予定です。お楽しみに!