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玉川のニュース

「たまっこらんど」父の日スペシャル

6月12日、玉川にある子育て支援センター「たまっこらんど」でお話の会がありました。

講師は、四国霊場57番札所、栄福寺のご住職、白川密成さんです。

ご自身も子育て真っ最中で、随所で共感できるお話が聞かれました。

白川さんは「ボクは坊さん」「空海さんに聞いてみよう」の2冊を執筆されていますが、本を出版するのは小さい頃からの夢だったそうです。

誰でも夢が叶うとは限らなく、むしろ叶わない方が多いかも知れませんが、大事なことは家族の誰かが、特に子供さんが夢破れたときに「夢は叶わなかったけど、これまでずいぶん頑張ってきたね。そのことは、みんなわかっているよ。」と努力することが大切だと教えてあげて欲しいし、叶わなかった時の励ましが、両親の役割だとおっしゃいました。

そして、まだ結婚する前から愛読していた「こころの子育て」(河合隼雄・朝日文庫)の中からひとつ。

思春期になるまでに、親がしてあげられることで1番重要なのは「家族でどれだけ、面白く楽しい体験を作っているかがキーポーント」でそれができていると、思春期の難しい時期を乗り越えられるとおっしゃいました。

 

そして子育てにつまづいた時は、

①豊かな自然に恵まれた玉川の山や川に触れてみる。

②辛い原因は案外場所だったりするので、違う場所に行ってみる。

③自分だけで頑張らないで、誰かに助けてもらう。

④なんでも、やろうと決めたことを続けてみる。

をヒントにしてくださいと締めくくられました。

途中、小さな子が袈裟をひっぱたり、ボールが飛んできたりと波乱万丈?の会場でしたが、終始にこやかな笑顔で話された白川さんに、皆さん共感された30分でした。

今日は「父の日スペシャル」ということで、イクメンでもある密成さんのお話でしたが、おじいちゃんに抱かれて聞く子もいて、ほのぼのとしました。

子育て支援センター「たまっこらんど」をあなたものぞいてみてくださいね。

『響』演奏会開催される

2年に1度開催されるコーラスグループ「響」の演奏会が7日、住民センターで開催されました。

玉川から「サイコー」のメンバーでもある山本さん、森さんたちが出演していました。
今年は創立14年目で、第7回の演奏会になるそうです。

今回のテーマは「明日」。できないことを嘆かずに心を込めて全ての方々への感謝の気持ちを忘れない・・・そんなメッセージが込められた歌の数々。


4部構成で、「おかあさんのばか」「宗教曲・美ら島のうた」「男性合唱」「ふるさとの四季」と続きました。
会場を埋め尽くした人たちと一体化した「おもいでのアルバム」は、ほんとうに素晴らしかったです。
男性の声も入り、女性の声と合わさってとてもいい歌になりました。
ユーモアたっぷりの演出に、会場から大きな拍手が。


最後は「花は咲く」で締めくくられ、演奏会は終わりました。
歌って、ほんとうにいいですね。

気象庁から表彰される

玉川支所は、合併前の玉川町時代から、気象庁に協力して、雨量計測を行っています。
この度、地域気象観測所の委託観測業務を長年勤めてきたことに対して、気象庁長官から6月1日に感謝状をいただくことになり、6月3日、松山地方気象台の中矢観治防災業務課長が支所にみえられ、伝達式が行われました。

今後も地域の方々に役立つよう、観測業務を続けていくそうです。


これは、玉川支所屋上のアメダス雨量計です。

これと、支所の屋内に置かれている計測器で測ります。


いただいた賞状と記念(温室気圧計)は、支所の玄関に展示されています。
上から、気圧(hPa)
気温(℃)
湿度(%)となっています。
貴重なものなので、皆さんぜひご覧ください。特に子どもたちには見せてあげてください。

都山流尺八 愛媛県支部 定期演奏会

6月2日(日曜日)グリンピア玉川大ホールで 第25回 都山流尺八愛媛県支部 定期演奏会が開かれました。

地元今治から「玄筝社 管社中」と「葉風会 今治」の賛助出演もあり、厳かななかにも華やかさが加わり詰めかけた観客は、素晴らしい音色に酔いしれた2時間半でした。

オープニングは、38名の尺八出演者全員による「朝の海」の迫力ある演奏でした。

続いて、筝曲が加わって華やかに賑やかにプログラはすすめられました。

圧巻は童話作家、松谷みよこさんの「つるのおんがえし」から脚色された演奏と語りと影絵でした。

大西中学校の生徒さんの手による切り絵がスクリーンに映し出され、語り手の素晴らしい話術と演奏が見事に相まって、拍手が鳴りやみませんでした。

日ごろの練習の成果が十二分に発揮されたのではないでしょうか。

最後は「尺八四重奏曲一番」が迫力の演奏で会を締めくくりました。

ご出演された皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。

森林と私たちの暮らし

5月30日(木)鈍川渓谷沿いの森林館付近で、近見小学校5.6年生による野外学習が行われました。

5年生64名は、2台のバスで到着です。
今日の指導をしてくださる「奈良原さんの自然を育む会」のみなさん、玉川支所の支所長との対面式のあと、腰をおろしていろいろな話を聞きました。
日本の国土に占める森林の面積は68.2%もあり、これはフィンランド、スェーデンに次いで世界第3位と聞き「ヘェ~」と言う声があちこちから聞こえました。
そして、今治市は53.5%、玉川町はなんと86.9%が森林です。
しかしそんな森林があるから今治市民の飲み水は確保されているのです。
森林館のまわりの山は色々な木があり、松や杉などの針葉樹、ドングリのなるアラカシやモチノキなどは一年中葉っぱが青い常緑広葉樹、ケヤキ、もみじなどは色づいて葉っぱが落ちる落葉広葉樹に分類されます。

この様な森林は緑の巨大なダムと言われ、大雨の時は水を一度に流さず蓄えておき、雨の少ない時に川へ流す働きがあり、安定して流れる水が飲料水、工業用水、田畑で使われるのです。

つまり森と水は切り離すことができなく、どちらが無くても人は生きていくことができません。

先生たちの説明の後は、5分程歩いて「水源の森」へ移動です。
石碑のあたりは一面杉林です。
その杉は、枝打ちをしてまっすぐに伸びて、とてもきれいで気持ちよさそうです。
杉にはところどころ赤いリボンが結んであり、次に伐る木の目印です。
この森は、複層林(フクソウリン)といって、大きな木の間に定期的に苗木を植え、大きな木を伐った後も次々と木が育っている森です。

この植林の仕方は、国連の中のFAO、世界食糧機関がアジアのモデル森に認定したところで、世界に誇れる森なのです。

ここでは、木に耳を当てて樹木の音を聞きました。

ザァザァとか、ゴーゴーと言う音が聞こえて、木が生きていることを実感しました。

6年生55名は森林管理事務所の方たちの指導で、山に入り実際に枝打ちの体験をしました。

木に登るための機具を付けてもらい、腰にロープを巻いて本格的です。

ノコで、ギコギコいらない枝を伐り落とします。

木に登るだけでも大変で、両手を離しての作業はこわごわでしたが、みんな貴重な体験ができたことを忘れないでしょう。

この、枝打ちをした木で、キーホルダーを作るのが今日のお楽しみです。

何処までも続く森の中での勉強は、きっと一生の思い出になることと思います。

森を育てることの大切さを折に触れ思い出し、、美しい山や川の玉川に又遊びにきてくれることを山の木々たちは待ってますよ。

子どもの頃に、学校を出て、町に出る。自然の中で遊ぶ。ふるさとにふれあうことは、とてもいいなと思います。

(卯の花)

「子どもの心にふるさとを。」それは、「玉川サイコー」の思いでもあります。

(うつぼ草)

(子どもたちの顔には、ぼかし処理をしています。)