玉川ブログ

国道を花で

国道317号を通っていると、なにやらいつもと違う感じが・・・。

裏へ廻ってみると、龍岡中村の老人会のみなさんが、休憩中。
「みなさ~ん」「ちょっと こっち 向いてくださ~い!」というと、笑顔で答えてくれました。

最近、玉川町内では各所でお花の苗を植えている風景がみられます。

熱中症が心配なくらい暑い中、みなさんの作業に頭が下がります。

そして、できあがった花壇はご覧のとおり。

道行く方々を楽しませてくれるでしょう。

神子森の田植え

6月15日(土曜日)やっと梅雨らしい雨が降り野山が生き返った中、神子森に移住が決まっている人たちが田植えをしました。

すでに畳表の工房開きを済ませている徳永さんの田にはイ草が植えられていました。

今日は、地元の越智さんの田を借り受けている松山の渡辺さんのたんぼの田植えです。

昨日からクワと手で田の草取り(機械で耕すことはしません)をして準備をしています。

種籾から育てた苗を、ご両親や移住が決まっている北野さん夫婦や従弟が手伝います。

越智さんが探してきた懐かしい田植えの道具を目印にし、鎌などを使ってあけた穴に苗を1本づつ植えていきます。

普通は3~4本植えますが1本でも十分株は増えて収穫はできるそうです。

不耕起農法(ふこうき)といって、土を機械を使って掘り起こさなくても、大地の恵みを十分受けているこの地では、小川にも田んぼの土ににもミネラルは一杯含まれていて、化学肥料などもなくてもそれだけで十分だそうです。

今日は黒米、神仁穂米(かにほ米は赤米)緑米、ハッピーヒルの名で知られる福岡米、松山三井を植えます。

植えた後は少しの水の管理と、大変なのは草取りらしいですが、その雑草も枯らして肥料になるそうです。

これを年々繰り返し、混じりけのない純粋な有機の種を子孫のために残していくことが使命だと言われます。

「土地さえあれば、機械も肥料もなくても農業はでき、安全なものを食べて子育てができるのは、ここ神子森しかない」がここに集まって来る若者たちの共通の思いだと感じました。

明日は徳永さんの田んぼも田植えです。

米やイ草、お茶の栽培も決まっていて、ますます神子森から目が離せません。

地域に根ざした美術館とは?

6月13日19時から、玉川公民館で「地域が盛りたてる玉川近代美術館のあり方検討委員会」という「長~い名前の緩~い委員会」(支所長談)が開催されました。

玉川の美術館を地域住民の誇りとして盛り立てていくにはどうすればよいかを検討し、とりまとめる会です。

地域教育課長が美術館の概要や建設時の思いを紹介した後、ざっくばらんな雰囲気の中で1回目はフリートーク。

なんかおとなしそうに見えた委員さんから次から次へと意見が飛び出す。

「宮窪みたいな組織を作りたい」「子どもを呼んで1日ピカソ体験」「吹奏楽と絵画のコラボ」「ミュージアムショップが必要」「絵画にまつわる料理」「画家の人生」「高尚すぎて雰囲気が堅苦しい」「企画展のポスターがつまらん」「入場料が高い」「看板が目立たない」「宣伝がヘタ」「学芸員を応援する地域の力が必要」「文化交流観を合わせて活用」「郷土のアーティストとジョイント」などなどいつまでも尽きぬ意見の嵐。

皆さんもどんどん意見をお聞かせください。玉川サイコーが検討会にお届けします。

トップ画像が変わりました!

毎月2回更新しています 沖野愛さんのトップ画像が、「万葉の森」バージョンに変わりました。

今年度、三浦保愛基金をいただくことが決定し、玉川総合公園にある「万葉の森」の再生に向けての取り組みをスタートさせました。
今年の梅雨は雨が少なく、ダムの水位も少し下がっていますが、ほどよい恵の雨で大地が潤うといいですね。

「センス・オブ・ワンダー」という言葉がありますが、子どもを連れて雨の日のお散歩を楽しむのもいいかもしれません。
晴れた日には見えなかったものが見えて、新たな発見にわくわくすることでしょう。
そういうワクワクの共有ができる場所が、玉川にはたくさんあります。
見つけに出かけてみませんか?

「たまっこらんど」父の日スペシャル

6月12日、玉川にある子育て支援センター「たまっこらんど」でお話の会がありました。

講師は、四国霊場57番札所、栄福寺のご住職、白川密成さんです。

ご自身も子育て真っ最中で、随所で共感できるお話が聞かれました。

白川さんは「ボクは坊さん」「空海さんに聞いてみよう」の2冊を執筆されていますが、本を出版するのは小さい頃からの夢だったそうです。

誰でも夢が叶うとは限らなく、むしろ叶わない方が多いかも知れませんが、大事なことは家族の誰かが、特に子供さんが夢破れたときに「夢は叶わなかったけど、これまでずいぶん頑張ってきたね。そのことは、みんなわかっているよ。」と努力することが大切だと教えてあげて欲しいし、叶わなかった時の励ましが、両親の役割だとおっしゃいました。

そして、まだ結婚する前から愛読していた「こころの子育て」(河合隼雄・朝日文庫)の中からひとつ。

思春期になるまでに、親がしてあげられることで1番重要なのは「家族でどれだけ、面白く楽しい体験を作っているかがキーポーント」でそれができていると、思春期の難しい時期を乗り越えられるとおっしゃいました。

 

そして子育てにつまづいた時は、

①豊かな自然に恵まれた玉川の山や川に触れてみる。

②辛い原因は案外場所だったりするので、違う場所に行ってみる。

③自分だけで頑張らないで、誰かに助けてもらう。

④なんでも、やろうと決めたことを続けてみる。

をヒントにしてくださいと締めくくられました。

途中、小さな子が袈裟をひっぱたり、ボールが飛んできたりと波乱万丈?の会場でしたが、終始にこやかな笑顔で話された白川さんに、皆さん共感された30分でした。

今日は「父の日スペシャル」ということで、イクメンでもある密成さんのお話でしたが、おじいちゃんに抱かれて聞く子もいて、ほのぼのとしました。

子育て支援センター「たまっこらんど」をあなたものぞいてみてくださいね。