玉川ブログ

奈良原神社の春祭り

4月14日(日)、楢原山の山頂にある奈良原神社で、春祭り(祈念祭)がおこなわれました。
1042mの山頂は、麓の暖かさは
どこへやら、強風で神主様の烏帽子が飛ばされるほどでした。

神社の前を掃き清め、三宝にお供えを並べ、
祝詞、大祓詞、お神楽と神事が続きます。
普段は人気のないお山に、太鼓や祝詞を挙げる宮司さんの声が、神々様に届けとばかり響きます。

最後は、皆さんでお神酒をいただいて、山を下りました。
神のお山での貴重な時間でした。

私たちも「玉川マップ」を作るためにいろいろと町内をめぐったことによって、町に住む人たちが昔から奈良原さんに思いをよせていたことを知りました。

そして、それを今でも守り育てている人たちがいることに感動しています。このような地道な活動を皆様に発信していくことが、ふるさとの自然や歴史文化、ひいては暮らしについて考えるきっかけになっていただけると嬉しいなと秘かに思っています。

鈍川木地ふるさと会のお花見

4月14日(日)、鈍川木地ふるさと会恒例のお花見会が、竹が成のひろばの桜の下で、開かれました。

今年の桜は、例年に比べかなり早かったですが、ここ鈍川木地には、まだのこっていて、桜の下でのお花見となりました。


なんとこのお花見会は、23回目を数えるそうです。
今年も鈍川木地出身の人達が50人位集まり、飲んで喋って、唄って、桜吹雪の舞う中楽しいひと時を過ごし、絆を深めました。

山里の工房開き

13日(土)、玉川町神子ノ森の旧集会所を改修して、工房がオープンしました。
その名も「徳さんの手織り畳表工房」。

「徳さん」ことAA STUDIOの徳永英治さんと、橋詰飛香さんの工房です。
彼らをこの山里の小さな村に迎えるために、いろいろと準備をしてきた神子ノ森の越智さんをはじめとするみなさんや玉川の人たち、そして徳永さんたちのお友達・・・みんなが集まって門出を祝いました。

朝、10頃前からお餅つきが始まっていました。
こんな感じでもち米を蒸しています。

この建物は、玉川ダムに沈んだ龍岡小学校の建物の一部を持ち帰り作ったものだそうです。
それが今またよみがえって、とてもうれしそうでした。

徳さんの畳表を織る織り機です。
いぐさを丁寧に織っていきます。

どうして畳表の職人になろうと思ったのか。
どうして玉川へ住みたいと思ったのか。
こういう自然がいっぱいのところで、手仕事を大切に守りたいと思われたそうなのですが・・・話せば話すほど、惹きこまれていきます。

そうこうしているうちに、お餅はぺったんぺったんつきあがります。

よもぎ餅、赤米のお餅、黒米のお餅・・・・・。

それを地元の人と若い人たちが一緒にもんでいきます。

のんびりと、腕時計をはずした時間が流れていきます。
桜は終わってしまいましたが、どこからか鳥の鳴き声が聞こえてきて、吹く風も心地よい・・・・・。

徳さんの門出を祝って、みんなが手仕事でついた餅。

子ども達も野を走り回っています。

こんな風景、私たちが子どもの頃にはあたりまえにありました。

地元の人たちが、お祝いのお料理を作って運んできてくれました。

心づくし。

山の幸ふんだん。

それを囲む人たち。

時にワイルドだぞ~!みたいなものも出て、笑いがいっぱい。

今までここで暮らしてきた人、そしてこれからここで暮らす人。両者の垣根を取り除く、ゆったりとした時間と、風景。

そしてそこへこの方登場!!
なんとびっくり自転車でやって来た!!(笑)

「支所長さ~ん!!よう来てくれたのぉ~。
まあ、あんた~チャリかいな~」

どうですか?みなさん。私たちの町・玉川。
やっぱりサイコーやと思いませんか?

いっぺん来てみとん。
気に入ったら、住んでみとん。

玉川近代美術館所蔵品カタログ発売

玉川近代美術館の所蔵品カタログが発売されました!!
その名も「TAMABI’S Selection」です。

玉川近代美術館では、開館26周年を迎えて、所蔵品カタログを一新。
4月5日から発売されています。
お値段は、2000円(税込み)
発売を記念して、「タマビズセレクション展」も開催中。
主なカタログ掲載作品がすべて展示公開されています。

また、4月14日 〜 年5月12日までは、特別展示室にて、1934(昭和9)年に、今治市楢原山の奈良原神社境内で発見された国宝「伊予国奈良原山経塚出土品」を見ることができます。
これは、資料保存のため、年間展示日数に制限がありますので、是非ご覧ください。
玉川近代美術館へ行くなら今!!です。

 

 

玉川近代美術館のページについて


4月4日にお伝えしましたように、できるだけ旬の情報をお伝えしたいと思い、「玉川ねっと」が制作している「玉川近代美術館」のページから、美術館の方が書かれているブログにリンクを張っていましたが、これだと誰がブログを書いているのかが不明なところがある、イベント情報がなかなか更新されていない・・・他、ご意見ご要望をいただきましたので、皆様方に判りやすくするために、公式ホームページに飛ぶように作り直しました。
関係機関の皆様方には、ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした。ここにお詫びして修正させていただきます。

私たちが制作している玉川近代美術館のコーナーは、「美術館の情報」とともに、町の人たちや訪れてくださる方々など、「人と美術館のかかわり」をお伝えしたいと考えて制作しております。
この玉川の小さな町に、こんな立派な美術館がどうしてできたかからはじまって、長きにわたり多くの人たちが美術館とどういう風にかかわりを持ってきたかということをご紹介することによって、この美術館が作られた当初の目的どおり、ふるさとのひとつの大切な場としての機能を果たすと考えるからです。

まだページづくりははじまったばかりで、これから充実させていく予定ですので、長い目で見守ってやってください。

なお、イベントや期間限定の展示情報は、公式ホームページからご覧いただき、私どもオリジナルのページはメニューからご覧いただきますようお願い申し上げます。