玉川ブログ

鈍川渓谷で自然体験

今年度、今治商工会議所の出湯の里「鈍川」活性化協議会では、鈍川温泉をはじめとする鈍川地区の活性化に取り組まれています。

夏休みも終わり間近の8月28日(火)、町内の小学3・4年生を対象に、鈍川渓谷で自然体験をしました。

まずは、森林館で、鈍川地域の自然や歴史のお話を、郷土歴史研究家の大成経凡(おおなるつねひろ)氏にお話を聞きました。

そして、川の中へ入り、川魚をつかみ取りしました。

川魚は、とても機敏でなかなかつかめません。
やっと捕まえた魚は、炭火で焼きました。

いい香り~!!

とっても美味しくて笑顔です!!

この後子ども達は、鈍川のお湯につかって解散しました。
ふるさとの夏の1日。子ども達の心に「ふるさと」が記憶として残っていくといいですね。

これらの活動は、今治商工会議所さんが主催で開催されましたが、私たち「玉川ねっと」でも、鈍川地域は、温泉や渓谷など魅力ある地域資源がたくさんあり、玉川の活性化には欠かせない場所だと考えています。
同じ今治で取り組むことなので、いい連携ができるといいなぁと話しました。「玉川ねっと」なども、情報発信の場として活用していただけると幸いに思います。

蒼社川の魚図鑑アップしました!

玉川の清流といえば「蒼社川」(そうじゃがわ)です。

今治の中心を流れる川で、水源は高縄山系の玉川町の東三方ヶ森中腹にあります。

龍岡側と鈍川側からの2つの水源があり、鈍川側は玉川と木地川が落合橋の上側で合流します。

蒼社川を知り、楽しんでもらうページを作りました。どうすれば川で魚を釣ることができるかも書かれています。蒼社川漁業組合の方にお聞きしました。

蒼社川には、川魚も豊富にいます。玉川ダムができる前と後では少しその種類も変わったようです。
一目瞭然の「魚図鑑」も作りました。
アップできましたのでお知らせします。下記のアドレスからどうぞ!
http://www.tamagawa-net.jp/soujyagawa/soujyagawa.html

魚の監修は元九和小学校の校長先生の森松夫先生です。
森先生は、長きにわたり玉川中学校の生物の先生もいらっしゃいました。
今もご健在でボランティア活動で、町内の子どもたちへ川魚のお話などしてくださいます。

(川魚の説明をする森松夫先生(右)と町内の小学生・玉川町龍岡上にて)

私たちが子どもの頃は、プールでなくて川で遊んでいました。夏休みの小学校のプールもこの川でした。
泳いでいると、奥の山にどんよりと雨雲がかかったかと思えば、少ししたら水かさが増してきます。楽しさと共に自然の危険も共に学んでいたように思います。
案外と冷たい川の水につかった体をあたためてくれたのは、お日様の光を浴びてあたたかくなった川岸の大きな石だったり・・・・・。
そんな川遊びの思い出がたくさんあります。

ふるさとを流れる川をとことん遊ぶ時の参考にしてください。

私たちのこれから

自分たちの事業をどう継続していくか 前田先生をお呼びしての検討会及び学習会を開催しました。

この「玉川ねっと」は、立ち上がって3年目の玉川地域活性化推進協議会が取り組んでいる事業のひとつなのですが、他の活動をひっくるめて総括したものになってきました。
一応市の応援は、今年度のみなのですが、「新しい公共」をめざして、行政と民間で取り組むという目標をたててやっていますので、それらをうまく運営していく方法を模索しています。

玉川支所の安井支所長さんにもお越しいただき、支所がめざしていくことのお話も話していただきながら、熱い時間が過ぎました。

みんなの熱い思い。かかえている課題。それでも私たちはなんとか玉川を元気にしていきたい。
できない理由をあげるのではなく、できる方法を考えていく。
そんなスタンスでいきたいと思います。

美術トーク「絵画は難しくない!」

9月22日(土)、今治市立玉川近代美術館の蔵品展Ⅱにちなんで、特別企画 MAYA MAXXさんの美術トーク「絵画は難しくない!」が開催されました。

予定数を遥かに上回る参加者で2回に分けての講演で大盛況でした。

MAYAさんは今治市出身の画家です。

MAYAさんのお話によると、27歳の時に京都の「やよい画廊」で出会った有本俊夫の絵に感化され、独学で、 自分だけに見えたこと、聞こえたことをひたすら描き続けてこられたそうです。

今回は、そんなMAYAさんだからこそのお話をお聞きすることができました。

MAYA さんのお話で印象的だったことをご紹介します。

難しくない絵画鑑賞のポイントもとてもわかりやすく、 各フロアーに入って一番先に目に留まった絵からのオーラと言うかエネルギーを感じてくる。そしてその絵に 近づいて見ると、それは確かにいい絵のはずです。

絵画鑑賞は絵を見ながら自分自身を見るのと同じで、今見たその絵をこれから先1年後、5年後、10年後見ると、初めて見た時と、感じ方は違うはずです。

美術館もフロアーも絵が置かれている環境はなんら変わっていないのに、感じ方が違うのは、あなたが変わったからなんです。

この自分自身が変わっていることに気づかせてくれるのが 絵画鑑賞なんですよ!!

なんて分りやすいんでしょう。

 そして好き嫌いはあっても美術年鑑に載ってるような画家はやっぱり超一流な画家で、 絵画にも流行があり進化していくが、そういう絵は現に何年たっても残っている。

又、天才と言われる人たちの絵は、必ずと言っていいくらい画面の下部に余白がある。
天才の精神は不安定で、少しでも神に近づきたい思いがあるので、上部が詰まっているとおっしゃる。
現にサルバトール・ダリの「トランプ賭博気質」も松山出身の小茂田守介の「カレイ」も絵が上部に寄っている。

これまたわかりやすい。 美術館を出るときには、この中で1枚あげると言われたらどれにしようか?なんて想像するのも楽しいでしょう。思うのは自由ですからね!のジョークに会場は和やかな雰囲気に。

このような解説を時々今治弁を交えながら、とても親しみの湧く口調で話してくださいました。

最後にこの世で一番好きなのは、絵!! 
絵を描くことで生活ができている今はとてもHAPPYと笑顔で締めくくられました。

終わってみれば、あっと言う間の1時間でした。 天才の絵を確かめたい方は玉川近代美術館へ是非お出かけ下さい。

(当日は特別にフラッシュをたかない状態での写真撮影が許されておりました。通常は館内は写真撮影禁止です。)

地蔵盆

 

 玉川の古刹光林寺で、8月23日(木)に「地蔵盆」の行事があり、「玉川ねっと」の「歳時記」の取材に行ってきました。
   
    

ご住職のほか、4名の厳かな読経が流れてきました。

西の空が暗くなりはじめ、提灯が風に揺れます。
会場はおおよそ150人の人で埋めつくされました。
   

これが噂の天下逸品の「おてんころ」です。
私もすすめていただいて、2個もいただいてしまいました!
ありがとうございます。
   
歴史の古い光林寺さんの「地蔵盆」におじゃまして、こうした季節の行事のよさを身をもって感じました。
夏もそろそろ終わりです。
夜も更けての帰り道は、少し秋を感じさせる涼しい風が吹いていました。