06 « 2月 « 2014 « 玉川ブログ

自主防災フォーラム&地域防災会

2月6日(木曜日)玉川支所で、災害に強い福祉のまちづくり研修会が開かれました。

先ず長野副市長が、いつ起こるか分らない災害にに対し、地域として最大限の防災に取り組むことが必死で、その為にも行政と一体になって、学び訓練することが大切と挨拶されました。

続いて松山大学人文学部社会学科講師の森岡千穂先生の「自主防災から地域を考える」の講演に入ります。

南海トラフ大地震が起きた時の様々な結果をシュミレーションした数字や表が次々映し出されます。

幸い今治市は津波の心配は少ないのですが、危険度ランクは真っ赤なAランクです。


会場の、地域の代表者約70人は驚いたことでしょう。

やっぱり他人事ではないようです。もしも土砂災害に遭いそうになったら、取るものも取りあえずとにかく逃げる。

それも下流に行かないで、ま横に逃げなさい!誰かを助けたり、声をかける時間などないそうです。怖いですね。

全国の被災地を、実際に廻って見てきた先生の仰ることは、納得のいく話ばかり。

これからは一人一人が自分自身で防災をし、他の地域も参考にしながら連携がとれて、助けたり助けられたりできるといいですねと締めくくられました。

次は三反地地区自主防災会長鳥生さん、高野地区自治会長石川さん、市防災管理課室長二場さんのパネルディスカッションと続きます。

三反地は町内で一番早く自主防災会が立ち上がってところで、当時の会長さんの熱い思いが読み上げられました。地域の特徴として、昔からの住民と公立の住宅が入り乱れているため、コミュニケーションが取りにくいことが問題のようでしたが、度々工夫をしてクリアしているようです。

高野地域は範囲が広く家屋が広く点在しているが、独居老人は一人もいない理想的な地域です。会の活動のための取り組みとして、リーダーの育成や、アマチュア無線の資格取得、各種備品の購入なども充実している様です。

参加している他地域の皆さんも大いに参考になったことでしょう。二場室長もボランティア等の公助は時間がかかるので基本は自助、しかし一人の力ではなく地域で力を合わせて助け合うことの必要性を説かれました。

こうしたことを踏まえ、本日今治市で初めての玉川地域全体の防災力を高めるため、「玉川地域自主防災会」の結成となったわけです。地域全体で取り組むことで、まさかの時に最小限の被害で済むよう、越智会長はじめ役員の皆さん、今日お集まりの皆さん一人一人が地域に持ち帰り、真剣に防災について取り組んでいきましょう。

なお、「玉川ねっと」でも、 「防災」のコーナーを設置しています。大災害時の安否確認に、フェイスブックなどをご活用ください。