マンド
8月14日(金曜日)小鴨部のお盆の行事「マンド」が行われました。
小高いマンド山に子供組10人の男子に保護者や地域の世話人さん達が集まって、竹を使った灯明に火を灯し、鐘を叩いての法会です。
正しくは万灯会(まんとうえ、まんどうえ)といい、奈良や京都のお寺は有名です。
懺悔滅罪のため、1万灯または多くの灯明を捧げて供養する法会のことで、始まりは奈良時代までも遡るそうです。
記憶をたどると麦わらを束ね松明状にし、それに火をつけて村を回っていました。小鴨部では、親子で地域を見下ろす山の草刈りなどで手入れをします。
子供たちが集めた七夕飾りもこの日の為に保管していて火を着けます。
夕闇せまる頃から9時過ぎまで子供達は交代で供養の鐘を叩き続け、カンカンカン、カンカンカンの音は小鴨部全体に響き渡ります。
親子が汗を流して、地域に残る伝承行事を繋いでいくことは、とても意味のある大切なことだと思います。
鐘の音が絶えることなく人々を守ってくれますように。