生涯学習講座
窓の外に時折雪が舞う寒さの中、2月7日(金曜日)玉川公民館で第9回生涯学習講座が開かれました。
本日は「心豊かな街づくりのために」と題して紙芝居を見たり、懐かしい歌を唄ったりして40人余りの学級生が楽しみました。
森学級長の挨拶のあと、紙芝居「男女共同参画ってなあに?」を今治市人権擁護委員の会員の方が人形を使って演じてくれました。
人権まもる君や、あやちゃん、100歳のはるばあちゃんの人形が出てきて、家庭内暴力、育児休暇、男女平等などの広い意味での人権についてユーモアを交えて説明してくれました。
人権擁護委員の方たちは、各地でこのような啓発運動をしたり、人権問題で悩んでいる人の相談にのっているので、いつでも声をかけてくださいとのことでした。
そばの椅子で仲良く並んでみていた二人の人形(人権まもる君・あゆみちゃん)は、アンパンマンの作者「やなせ たかし」さん作で何処へ行っても人気者だそうです。
次は、「思い出の歌から学び、これからの生き方を考える」です。中学校で音楽教員をされ、退職後も地域の女性コーラスの指導、常盤公民館館長などご活躍で、現在は今治人権擁護委員協議会会長をされている川上哲郎さんのピアノ伴奏で始まりました。
先ず今日のようなお天気にぴったりの「早春賦」から「どこかで 春が」と続きます。どちらも大正時代の作品ですが、特に「どこかで春が」の中の、春がうまれるとか、芽の出る音がする、などの表現がいかにも日本語らしく、感性豊かな国民性が出ていると解説されました。
次の「雀の学校」の、むちを振り振り、とは先生の絶対的権威を表わし、昭和になると「めだかの学校」の、だれが生徒か先生か、とやわらかくなっていますと解説です。
このように聞くと「歌は世につれ、世は歌につれ」とはよく言ったものだと心底感心しました。
最後の「ふるさと」まで12曲を、皆さん大きな口を開けて大きな声で歌い、表題の通り、心豊かな時間を過ごしました。
生涯学習講座は、ご夫婦で仲睦まじく参加している方もいらっしゃいます。皆さんもお気軽にお誘い合わせてご参加ください。詳しいことは玉川地域教育課まで。