万葉の森再生事業 « 玉川ブログ

万葉の森再生事業

頑張る地域「こどもシャッフルプログラム」

まだ肌寒い3月18日(金曜日)旧陸地部5町村の子供たちが、隣の町を訪ね歴史や名所に触れ交流を深める「こどもシャッフルプログラム」が開催されました。

玉川へは北郷中学校2年生139名もの皆さんが来てくれました。(ちなみに玉川中学校2年生は菊間町へ行きました)

あいにくの雲空で時折雨もパラパラ。二つの班に分かれて、玉川近代美術館と万葉の森を見て頂きました。

玉川近代美術館は、昭和61年に玉川町出身の故徳生忠常氏が全資金を提供、寄贈してくださった美術館です。

藤田嗣治からアンディ・ウォーホールまで国内外の作家の作品380点余りが所蔵され、常時100点余りが展示されています。
この日は、学芸員の藤原さんから徳生さんの話を聞いたり、絵をみるときのポイントなどを教わり、額縁にも興味深く1点づつ鑑賞していました。


又、美術館には昭和9年楢原山から出土した、平安末期の経塚や、多宝塔が国宝の指定を受け保管されています。
本来なら春と秋の公開日しか見ることが出来ませんが、この日は持ち主でもある奈良原神社の竹ノ内宮司さんから、詳しい説明を受け感動していました。


一方、万葉の森ではNPO法人玉川サイコーのメンバーが森を案内したり、森にちなんだクイズをしたり、町内の民話の紙芝居をしたりしておもてなしをしました。


県下に二つしかない万葉の森ですが、ここ玉川には約130種の万葉植物があり四季折々の花を咲かせ小鳥の声が響く、町民憩いの場所でもあります。
万葉池には山赤カエルノのオタマジャクシが泳ぎ、山吹、つばき、あせび、スモモなどの万葉花が咲いています。




後程クイズがあるので、皆さん説明を聞き逃すまいと熱心に聞いていました。
陽だまり広場で思いっきり遊んでほしかったのですが、足元が悪いのでグリーンピアに移動してお弁当、クイズの発表と賞品や八幡饅頭のお土産などをお渡しして、玉川のおいしいものも味わっていただきました。


最初の挨拶で「玉川の印象は?」ときくと「玉川ダム!」の答えが返ってきて驚きましたが、次は「玉川近代美術館!玉川万葉の森!」 と答えて下さることを信じて、お見送りを致しました。

バスの中から手を振ってくれた皆さん、ありがとうございました。

万葉の森野鳥観察会

1月23日(土)玉川万葉の森にて、 野鳥観察会を開催しました。
講師は玉川町出身、日本野鳥の会愛媛代表の 山本貴仁先生です。

先ず、双眼鏡のピントの合わせ方から教えていただきました。

万葉池では、山アカガエルの卵を見つけました。

1月の寒い雨の夜に山から下りてきて、綺麗な声で鳴きながら卵を産むそうです。しかし、そのカエルをフクロウたちがエサにしようと狙っています。

いたいた!見えました!
お腹がオレンジの綺麗なジョウビタキを見ています。

先生は、子ども達に枯れたヨモギを見せて、手で擦って種を見せたり匂いを嗅がせてくださったり、野鳥だけではなく、なんでも興味を引くような話をしてくださいました。

点ほどにしか見えませんが、羽を広げると120〜140cmにもなるノスリです。


高い空からネズミなど見つけて急降下します。

先生の望遠鏡から撮ったので映像がイマイチですが、左上の白いのはオオタカです。かなり長い間見ることができました。


今回の野鳥観察会は大人気で、たくさんの方のご参加をいただきました。玉川には、この季節、万葉の森や玉川ダム湖畔で、たくさんの野鳥を観ることができます。玉川は野鳥の宝庫です。ぜひ、双眼鏡を持っておでかけください。寒いけれど「センス・オブ・ワンダー」がいっぱいです♪

「玉川の野鳥」はこちらから

 

玉川万葉の森 野鳥観察会のご案内

来る1月23日㈯ 9:00~11:30、玉川万葉の森にて、 野鳥観察会を開催します。
皆様お誘い合わせの上ご参加ください。

なお、この観察会は大変人気のため、定員に達し次第参加をお断りする場合がございますので、お早めにお願いします。

と き 1月23日㈯ 9:00~11:30     ※雨天順延 24日㈰

ところ 玉川総合公園 万葉の森

講 師 山本貴仁氏(玉川町出身、日本野鳥の会愛媛代表)

内 容 玉川万葉の森に飛来してく る野鳥を観察し、生態や特徴などを 学びます。

持参物 双眼鏡(ない方は貸し出しをします)、暖かい服装

参加費 無料

定 員 20人(受付順)

申込先 1月14日㈭までに電話また はファクスで住所、氏名(ふりがな)、 性別、電話番号をNPO法人玉川サ イコー(今治市玉川支所内)へ ☎0898-55-2211 FAX0898-55-3123

なお、この「玉川ねっと」の「玉川の野鳥」のコーナーに、玉川で見ることができる野鳥を紹介していますので、ご参考にされてください。

万葉の森第2回「アート&ヘルスセミナー」

10月31日(日)紅葉真っ盛りの万葉の森で「アート&ヘルスセミナー」が開催されました。

森林浴を楽しみながらの、今治タオル体操、健康器具の使い方講座、初めてのノルディックウオーキングと、ちょっぴりよくばりなイベントです。

タオル体操の会員の豊島国佳さん他3名の方のリズミカルな動きに合わせて、歌ったり踊ったり、冷たい朝の空気で固まっていた体もいつの間にかほぐれていました。

次は最近設置された健康器具の説明と使用方法を、クアハウス今治のインストラクター佐山束さんからお聞きします。

簡単に使えるので健康づくりに大いに役立ちそうです。

最後はほとんどの人が初めてのノルディックウオーキングに挑戦です。
最近よく見かけるノルディックウオーキングは足腰の負担を軽減しながら楽しめることから人気のスポーツです。


スティックを自分の身長に合わせることから始まって歩き方を教わります。
森の中を平らなところから坂道や階段と様々なコースで体験しました。


万葉の森のある玉川総合公園には2.4kmの体力増進コースと1.9kmの健康コースの2コースの案内板も設置され、どなたでも気軽にウオーキングを楽しんでいただけるようになりました。

落ち葉の舞う秋の万葉の森を是非お楽しみください。

万葉の森歌会

秋晴れの玉川です。
10月22日(木)には、玉川総合公園内にある「玉川万葉の森」(今治市玉川町摺木甲108)にて、「万葉の森歌会」が開催されました。

万葉集に詠まれた秋の植物や、歌に触れ、お茶席を楽しみます。
講師には、自然探索:千歳滋先生。短歌説明:行本とよ子先生。そしてお茶席:森敬子先生です。

万葉の森をみんなで歩くのも、とても空気が澄んでいて気持ちいいです。

千歳先生が、丁寧に植物の説明をしてくださいます。

ぬばたま(ヒオウギ)の黒々とした種が弾けています。

「居明かして 君をば待つたむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降れども」夜が明けるまであなたをお待ちしています。
例えわたしの黒髪に霜が降りかかろうとも。
なんと情熱的!と思ったら、黒髪が霜で白くなるのではなく白髪になるまでいつまでも、の強い思いも込められている、という解説を聞いて、皆さんため息(笑)

皆さん冊子を手に、歌に、植物に酔いしれました。

万葉歌の解説に、そして、歌なども詠んでみました(^_^)


植物の説明を聞いた後は、森先生による野点です。


今日の菓子は「菊」でした。

これからもこの美しい森でのイベントを次々計画しています。

支所の在間さんから次回31日(土)の説明。


次回は、10月31日 (土)9:00〜11:30

自然の中で、新しく設置された健康器具や今治タオル体操、ウォーキングなどを楽しみます。
講師には、今治タオル体操のみなさんや、クアハウス今治トレーナーの方々をお願いしています。
定員:50名
申し込み締め切り10月23日ですが、まだ余裕がありますので、ぜひお誘いあわせてご参加ください。

まだまだ「アート&ヘルスセミナー」事業は続きます。
私たちは玉川時代に、地域の先人が強い思いでここに万葉の森を作ってくださったことに、思いを寄せながら、地域に公園がある意味を今1度見つめ直し、みなさんと楽しんでいけたらなと思っています。

どうかお気軽にご参加くださいね。心からお待ちしています。