シトラスリボン運動の推進ー玉川中生徒会とともに―
コロナ禍で、なかなか人と集うことができない昨今です。玉川サイコーでも、この１年間、十分な事業を行うことができず、交流の場づくりの一つとして「おしゃべりランチ」を始めたものの、直後にテイクアウトに切り替えました。そんな中で、新型コロナ感染者に対する誹謗中傷、医療関係者はじめ体を張って社会を支えてくださっている方々に対する偏見による差別とも思える言動が目に付くようになりました。そのために、PCR検査を拒否する傾向さえ見え始めました。
こんな時に、誰もが安心して検査を受けられ、もし感染したとしても、治療を受け地域に帰ってきたときに「おかえり」と言い合える優しいコミュニティーを作ろうと、愛媛大学、松山大学の先生の発案で始まったのが「シトラスリボンプロジェクト」です。玉川サイコーでもこの取り組みに賛同し、地域の賛同者にメンバーで作ったシトラスリボンの提供を行っています。提供場所は、玉川支所、JA玉川支店、玉川郵便局、近代美術館、福祉センター、金藤内科、小林歯科、九和保育所、日の出保育所、玉川サイコーです。
また、玉川中学校では、生徒会が中心となり、本プロジェクトに取り組んでいます。６月１１日に、玉川サイコーのメンバーが、玉川中学校を訪れ、３年生に制作方法を指導しました。その後、生徒会活動として、３年生が下級生に伝え、来訪した賛同者に配布する予定です。
鴨部小学校、九和小学校には、サイコーメンバーが作ったシトラスリボンを全児童に配布しました。
NPO法人玉川サイコーでは、７月から玉川サイコーダムカレーのテイクアウトを始めました。
９月１９日（土）の夕方、サイコープラザを中心とした周囲でバンブーナイト「コンサートと竹灯りの夕べ」を行いました。コロナ禍の中で、昨年度のように人を集めるためのマルシェは中止しましたが、保育所や小学校児童の灯篭をはじめ、「コロナ終息」「疫病退散」を祈願し、妖怪「あまびえ」の張りぼてを作成したり、放棄竹林の孟宗竹等を使った竹灯籠のオブジェを設置したりして、制作への参加を呼び掛けたり、竹灯りの夕べを楽しんでもらえたりすればよいと企画実施しました。点灯を待たずに自分の作品を見に来てくれた親子や、灯りに浮き上がった自分の作品に感激した児童等、なかなか盛況でした。ろうそくの炎に映し出された竹灯籠の写真を熱心に撮られている方もいました。玉川サイコーの思いを、地域の方々も受け取ってくださったものと思います。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。