玉川ブログ

鴨部小学校コンサート

11月5日(火曜)鴨部所学校で「歌い継ごう日本の歌コンサート」がありました。

西予市出身松山在住のソプラノ歌手二宮典子さんと、同じく西予市出身松山在住のピアニスト笠原和美さんをお迎えしました。

二宮さんは毎年リサイタルを開き、自らの勉強のための渡米、渡欧も続けて、幅広く活躍されています。

奇しくも、森先生と小学校が同じことが判明して、思わず感動の場面が・・・。


100人に満たない全校生徒は、マイクなしで体育館いっぱいに響き渡る二宮さんの声量に圧倒されていましたが、巧みな話術でいつしか二宮ワールドに引き込まれていました。

「この道」「赤トンボ」「さくらさくら」「宵待ち草」を熱唱されながら、低学年の「真っ赤なあき」高学年の「小さい秋みいつけた」「校歌」は指導もされました。

ああしなさい、こうしなさいではない感情の表現の仕方を子供たちがすんなりと受け入れ、それはそれは楽しく上手に歌い上げ感心しました。

二宮さんは「私が通った小学校もこことおんなじ田舎だったのよ。そこでお姫様になりたいといつも思ってたのよ。

お姫様にはならなかったけど、このドレスお姫様みたいでしょ!みんなもなりたいと思った人に必ずなるんよ!

田舎のいいところで、いい思い出の貯金をいっぱいして世界にはばたいてね。」と締めくくりました。

なかなかソプラノ歌手の生の歌を聴く機会はありませんが、田舎の小さな学校での感動は、きっと子供たちの心にいつまでも残っていくことでしょう。きっかけを作って下さった村上校長先生に感謝です。

19日の火曜日には狂言師古川道郎さんをお招きして「附子」ブスが上演されます。

どなたが参加されても結構ですので、是非あなたも、狂言にチャレンジしてみませんか?

ふれ愛まつり2013

11月3日(日曜日)玉川総合公園で恒例の「ふれ愛まつり」開催されました。


あいにくの雨模様でしたが、町内外から沢山の方に来ていただきました。


500人分用意されたふれあい鍋は大人にも子供にも大人気で一番の人だかりでした。

NPO法人玉川サイコーの「ダムカレー」も先日のTV放映のおかげで、お昼時には混雑していました。(写真はスタートしたばかりの時で、人が写ってないのですが・・・混雑してきたらいつも写真を撮っている間がないんです(^_^;)すみません)

その他のバザーや野間馬の体験乗馬、ノルディックウォークの無料体験なども人気でした。
ロビーでは友近890(やっ君)がギターを片手に元気よく歌い、会場の皆さんの心を一つにして盛り上がっていました。


2階に上がると小中学生の作品や趣味の会の皆さんの作品が、土曜日から搬入されて勢ぞろいし、「あったぁ!」とお孫さんの絵を見つけて思わず笑顔になるおばあちゃんもいました。

 

 


グリンピアの大ホールでは芸能大会も開催され、九和、鴨部保育所の子供たちの歌や踊り、中学校の吹奏楽、カラオケ、日本舞踊、フラダンスなど日頃の練習の成果を沢山の観客にご披露しました。
毎年この日は市内の各地で文化祭やイベントがありますが、舞台の上も観客席も各出し物も町民の皆さんがこぞって参加し、ますます賑やかに開催されるといいですね。
関係各位の皆様お疲れ様でした。

万葉の森 補植

11月21日(木曜日)万葉の森での作業をしました。

今年度、私たちNPO玉川は、愛媛県「三浦保」愛基金補助事業として、万葉の森の整備などの事業に取り組んでいます。

 

今までにも、夏場の草刈り、アジサイ園の剪定、名札の架け替え、万葉池の清掃・・・・・と沢山の整備をしてきました。

今更ですが、生きているものを守っていくというのは、思いのほか大変です。でも、つきあえばつきあうほど、それだけ愛着もわいてきました。


ここは、殆どが玉川町内に自生している万葉植物を移植しているのですが、開設から何年も経ち、当初あった植物も、自然消滅したり枯れたりしたものもあり、なんとかしたいと思ってきました。

この日はえごのきを2本、黒竹を2株補植し、伸びきっている雑木などを剪定して作業を終えました。

いつもはパワフルな女子?(笑)もこの作業は男性に頼ることが殆どでした。

少しずつですが、整備されていく万葉の森を見に、是非お出かけください。

紅葉が最後の見ごろとなっています。

又、森の整備が終わるのと同時に、万葉の森ガイドブックも仕上がるように写真選びや万葉歌の選択にも力を入れていますので乞うご期待を!!

誰かがしてくれるのを待つのではなく、出来る人が出来ることから・・・・・そんな思いが小さなアクションになっています。

わらアート視察 in 小豆島

10月31日(木)、鈍川地区都市農村共生・対流協議会のメンバーで小豆島稲わらアートを視察しました。

田園風景の中に巨大なわらアートが出現。

 

武蔵野美術大学わらアートチームの恐竜のトリケラトプス(高さ3.4メートル)と、マウンテンゴリラ(4メートル)

 

教授や学生、地元住民ら述べ約220人が手掛けたという稲わらアート。

棚田に沿って坂道を下ったところにある小豆島の光約5000本の竹を組んだ巨大なドーム。

 

ビートたけしプロデュースの作品には驚きでした。

 

芸術の秋を堪能した帰り道、参加したメンバーは鈍川にどんなものを作ろうかといろいろ思い描いたことでしょう。

古代米稲刈り

玉川町鈍川に移住する人達が、春に1本づつ手で植えた古代米がイノシシの被害にもあわず、立派に実り、収穫を迎えています。


今日10月29日には徳永さん夫妻の田んぼにお手伝いの仲間が集まり、鎌での稲刈りが楽しそうに行われていました。
完全無農薬を目指しているので消毒しない代わりに草取りは何度もして大変だったそうです。
しかし、耕していない田んぼに1本づつ植えた稲は見事に分けつ(株が増えること)し25.6本まで増えています。
古代米の特徴は米でも麦のようにノギ(籾の先の長い針のようなもの)がついているそうで、近くで見るとよくわかります。


神丹穂米(かにほまい)も黒くて長いノギがあります。


又、黒米は、見た目はそうでもないのですが、もみ殻を取り除くと真っ黒なお米が出てきました。


こうして刈り取った稲は稲木でしっかり乾燥させ、万力と言う昔ながらの足ふみ機械で脱穀、唐箕(とうみ)で選別とあくまでも手作業にこだわってお米になっていくそうです。


時間に追われた生活が当たり前になっている現代、この里山だけは昭和の30年代にタイムスリップしたような時間がゆっくりと過ぎていました。

地域で暮らす豊かさを、教えてくれるような時間と風景でした。