小雪の降る寒い日でしたが、12月19日の午後、鈍川木地にお住まいで大正11年6月生まれ満91歳の門田勇さんを訪ねました。
門田さんは、鈍川木地の「生き字引」のような方でした。ふるさとを愛し、人を思い、その心を未来へと繫ぐため、孤軍奮闘中でした。すばらしき竹ケ成を後世に残したい。みんなの故郷を伝えたい。夢を心をつないでほしいと願っていらっしゃいます。
最近、お孫さんが買ってくれたパン焼き器で食パンを焼くそうです。飲み物はストレートのコーヒー、背筋はピンとしていて、まるで少年のようにはにかんで夢を語ってくださる門田勇さん「ようこそ むささびの里へ」とのお話でした。
歴史に埋もれたお話やご自身の暮らしぶりを、遠慮がちに、そして穏やかに語ってくださいました。どうぞ、お元気で夢を追ってご活躍ください。
また、奈良原神社の宮司さんご夫妻と門田文夫さんにもご協力いただきました。皆様ありがとうございました。