鈍川探検隊
11月18日(日)は晴天に恵まれ、今治商工会議所主催の「鈍川探検隊」に玉川人であるスタッフも参加してきましたので、ご紹介します。
解説してくだったのは、郷土の歴史研究家の大成経凡さんです。
大成さんの案内で、長谷(ながたに)から落合橋、鈍川の水力発電所、鈍川渓谷と、水と電気、今治のタオル工業の歴史を探る旅となりました。
長谷地域にある、県下で2番目に古い長谷発電所跡です。(水力発電)要塞の様にも見えますが、丸く開いている穴が水路だったところです。
ここから傾斜を付けた水路を水が流れ、発電がおこなわれていました。
落合橋の下へつながる水路は、全長約1.5キロあったそうですが、その水路が全部残っていたら、どんなに素晴らしかったかと思うと残念です。
現存している部分だけでも何とかしなくては、と強く思いました。
これは長谷の集落から鬼原の集落をつなぐ「落合橋」です。
開腹アーチ橋です。愛媛県でもめずらしいアーチ橋の2つが玉川にあります。
落合橋と龍岡中村にある橋(名前が変わってしまいました)がそうです。
落合橋は、昭和12年架設。
この橋の下を長谷発電所への水路が続いています。
落合橋の少し奥では、木地川・玉川と蒼社川が合流しています。すごい水の勢いです。
昔はこの水の勢いを利用していたのですね。
鈍川の上流では、紅葉狩りにきた人の姿もたくさん見られました。
お店やトイレなど、町に経済効果をもたらすためには、もう少し工夫が必要だと感じます。
最終目的地マスの釣り堀りです。 木地川の清流を利用して沢山のマスが養殖されています。
釣って楽しんで、食べて2度楽し。 炭火で焼いて食べるだけでもOKです。
厳冬期以外は冬も営業しています。夏の気持ちよさは言わずもがなですが、この季節もいいです。
車中から眺めるばかりで、実際に見るのは初めての人が多くて 興味深々でした。
これは、分かりにくいでしょうが、卵を孵化させているところを ご好意で見せていただきました。
白いイクラって感じでしたがとても神秘的でした。
40,000個の卵が今月中に孵化し、来年2.3月ころに 釣り堀の方に移すそうです。
数時間でしたが、またまた玉川の魅力を再発見しました。
長い間玉川に住んでいるという方も、あまり知らないことばかりだったと思います。
価値を知らないから、大切に守っていくことができないとしたら・・・。やはり全ては知ることから始まるように思います。
私たちは、この「玉川ねっと」で、もっともっと玉川のいいとこ探しをして、町のいいところをたくさんの方々に発信していきたいと思います。
2012年11月18日| Category:玉川のニュース