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2月2013

腕まくり男性料理教室

2月17日(日)に、玉川公民館にて、玉川地区コミュニティ推進会主催の男性料理教室を開催しました。
コミュニティ推進会さんは、毎年、女(ひと)と男(ひと)が社会に地域に家庭に、生き生きと共同参画する時代、お互いに良きパートナーとして、また、大切な家族の一員として家事にかかわっていく啓発活動のひとつとして、毎年この「男性料理教室」を開催しています。
今日の講師は、ヘルスメイトの別府明美先生です。

ヘルスメイトは料理を通じて「料理の大切」さを伝えるだけでなく、さまざまな活動を通して「健康づくり」を支援しており、近年は、「高齢化社会のニーズ」に応える活動や平成12年度から始まった「ヘルスサポーター21事業」でも中心的な役割を果たされています。別府先生は、町内でも長きにわたり栄養推進の分野でご活躍中です。

16名の男性に参加いただき、コミュニティ推進会の女性たちは、あくまでもサポートという役どころです。
料理開始です。野菜の千切りをします。
にぎやかに、和気あいあいと。
料理を盛りつけました。
今日のメニューは、生姜ごはん タンドリーチキン 大根のリンゴドレッシング和え れんこんとしめじのツナ缶炒め 白菜とキノコの春雨スープ 梅酒ゼリー です。

楽しくみんなで試食しました。普段顔見知りの人、初めてお会いした人もいます。

その後は、お皿をキュッキュッと洗ってふきんで仕上げ。気持ちのいい後片付けができました。

「家庭でのパートナーの苦労がわかった・・・」とか、「家族が留守の時にも、自分で料理してみたい。」「包丁を初めて持ったが、なかなかうまく使えて楽しかった」などなどいろいろな感想や意見がでました。

「また、来年も参加したいので、開催してほしい」との声をいただき、コミュニティ推進会の皆さんも笑顔でした。

愛媛新聞に紹介される

私たちの活動が、2月16日付けの愛媛新聞に掲載されました。玉川地域活性化推進協議会は、3年間の事業のために立ち上がった協議会です。
今年度末にはその期限がくるので、今後の活動を模索しておりましたが、この度NPO法人を設立し、官民協働の新しい公共をめざした町づくりに取り組んでいくことになりました。
玉川には、新しい公共に向かうにあたっての受け皿がなく、このNPOが果たすべき役割は、とても大きなものがあるのではないかと思っています。とはいっても、のんびりと、そして楽しく!!

ひとりひとりの思いは熱い。そして玉川もいろいろないいところがある。今までそれをつなげたり発信したりするいい加減の仕組みがなかったわけですが、みんながつながる場になればいいなと考えております。
課題は山積しておりますが、多くの方に関心をもっていただき、よりよい玉川をめざしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

消防団の訓練

三連休の中日、真冬の日曜日の早朝から消防団玉川方面隊の訓練が実施されました。

玉川町では、現在、今治市消防団玉川方面隊(200名)が組織され、皆さんの生命と財産を守るため、自分の仕事とは別に、消火活動、火災予防活動などの訓練を行っています。

日頃から、いろいろと訓練し、万が一に備えます。
地域の防災にも、消防団の果たす役割はとても大きく、地域の安全はこうした皆さんの地道な努力で守られています。

玉川ねっとでは、「防災」のコンテンツを作っています。こちらからご覧いただけます。

日頃から、避難場所や災害時についてなど、家族で地域で話し合ってください。また、自治防災組織の結成と活発な活動も積極的に取り組みたい者です。

農業振興どう推進

2月9日に四国中央市で開催された農業振興や安全な食生活について考えるフォーラムのことが、2月10日付けの愛媛新聞に掲載されました。


このフォーラムで、私たちの町・玉川支所長の安井孝さんのご講演がありました。
農産物の地産地消を農業の活性化やまちづくりへ広げようとしている今治市の中心人物である安井支所長は、NPO法人県有機農業研究会の理事長もなさっています。
農業の振興は、私たちにとっても大きな課題です。玉川でも、支所長さんのお話を聞く機会を近いうちに設けたいと思いました。

「やさしい環境科学」生涯学習講座に参加して

2月7日、「やさしい環境科学」と題しての生涯学習講座が玉川公民館で開催されました。
講師は今治市役所環境衛生部次長の高橋功一さんです。

昭和40年代の環境汚染と言えば、四日市喘息とか、川之江のヘドロなど、町の工場が住民の健康をおびやかすというものでした。しかし現在は、オゾン層の破壊など地球規模の汚染が問題になり、私達一人一人が加害者でありまた、被害者でもあります。
環境科学から想像すると、とても難しいお話のようですが、分かり易く耳なじみのある 酸性、アルカリ性の話から始まりました。
私達の生活に欠かすことの出来ない水道水はPH(ペーハー)であらわすと5.8~8.7の範囲でそのPHは0から14までの数で表します。
7を中性として数が小さければ酸性、大きければアルカリ性です。
なんだか苦手だった理科の時間がよみがえって来た感じです。が、ここだけは覚えて帰ってくださいと念を押されました。
食品を大きく分ければ、肉、魚などの動物性のものは酸性、野菜や果物など植物性のものがアルカリ性にわけられます。どちらが体にいいかはすべてをバランスよく摂ることで解決します。

ここで梅干は酸性、アルカリ性どちらでしょうの問題です。
すっぱいから酸性と思いますよね。実際機械で測定するとPHは3.4の酸性でした。
ところが、梅干を500度の熱で焼くと灰になり、その灰を水に溶かして測るとなんと10.7の超アルカリ性なんです。
灰になった梅で実験してみせてくださいました。
このように酸?アルカリ?と迷ったときは、燃やして灰が取れるものがアルカリ性、そうでないのは酸性という考え方をすればいいみたいです。

もう一つ実験です。
誰でも聞いたことのある、コーラを飲むと骨がとける?です。
先ず、用意されたリトマス試験紙で口の中すなわち、唾液がアルカリ性であることを確認します。
次にコーラを一口飲み、少し間をおいてもう一度リトマス試験紙で調べます。
コーラ自体のPHは2.5と極端な酸性です。ところが結果は赤いリトマス紙は青くなってアルカリ性になっています。
つまり、唾液で中和されてアルカリ性になったということです。
これが緩衝性(かんしょうせい)と言ってPHをほぼ一定に保つ作用のことです。
コーラを飲んでも中和されているので骨は溶けないが正解です。
ただし、やっぱり飲みすぎには気をつけたほうがいいでしょう。

又、酸性雨も誰もが知ってる環境や人体に良くないものです。
酸は金属を溶かします。
銅像が溶けたり、コンクリートノの中に使われている鉄筋が腐ったりするのも酸性雨のせいです。
植物はアルカリ性ですから酸は嫌いです。当然野菜が育たなかったり、大きく言えば、森も育ちません。
こうしてどんどん自然が破壊されていくのです。

今中国からの汚染された大気が飛来してくることが心配されています。
昭和40年代の日本と同じように、酸性物質が多く含まれた工場からの煙、車からの排気ガス、家庭での暖房用に使用している 品質の悪い石炭からの俳ガスなどが交じり合って風に乗ってくる訳です。
今治は、大気汚染を懸念するような工場がないので、問題となっている汚染度を測定する機械がありません。
マスクなどをして予防するしか方法がないそうです。

もう一つ、なるほどと思ったのは胃潰瘍の話でした。
胃酸は粘膜を溶かしてしまうほど強いので胃の内側は薄い油膜でコーティングされています。
ところがストレス等でこの膜に傷が出来たり、剥がれたりすると強力な酸で粘膜が溶かされてしまい潰瘍になると言うのです。 納得でした。

実験あり、クイズ形式あり又珍しい専門の器具を使っての講座は学習生の皆さんの熱気に溢れた2時間でした。
最後に講師の高橋さんは、私達一人一人が大きな意味の地球規模で物事を考えて判断することが大事と締めくくられました。
今がよければ良いのではなく、子供や孫・・・・末代までも豊かな地球を残すことが私達の指名であると認識した環境科学でした。