地域活性化伝道師後援会 « 玉川ブログ

地域活性化伝道師後援会

10月17日(木曜日)玉川支所大ホールで「地域活性化伝道師講演会」が開かれました。
がんばる地域活性化協議会連合体(旧越智郡の5町村・朝倉・玉川・波方・大西・菊間)が各地域を元気づける方法を探る目的で「未利用資源の使い方」と題しての講演で、約60人が参加しました。
講師は一般社団法人つむぎや代表の友廣雄一先生です。


友廣先生は早稲田大学卒業後「ムラアカリをゆく」と題し全国70カ所以上の農山漁村を訪ね、都会暮らしでは得ることのできない地産地消のくらしのとりこになりました。

このような地域に関わる仕事がしたいと思っていた矢先、東日本大震災に遭い、避難所でボランティアのお世話をしたのが宮城県の牡鹿(おしか)半島の人たちと関わるきっかけでした。

中でも牡鹿漁協女性部の方の「今まで頼りにしてきた漁師の主人達に代わって、何かお金儲けをしたい」の強い想いに応えるべく相談に乗り、出来上がったのがミサンガでした。

漁網に使われていた色とりどりの糸はとても丈夫でカラフルできれいなミサンガが沢山でき、それを売りました。

1本1000円で売り半分は作った人に、半分はチームの貯金としたのです。そして貯まった貯金を元手にわずか1年で念願の「ぼっぽら食堂」をオープンさせ現在に至っています。

ぼっぽらとは、急にとか計画なしにの意味があり浜に上がった魚のことで、市場に出せない規格外の物を使って作るお弁当だけの店で、中身はぼっぽらなところが人気で500円で2500食を売るそうです。
半島のほかの地域の女性も年間1000頭は駆除する鹿の角からアクセサリーを作って販売しており、販路は日本と言わず外国まで伸びていて40か所もあるそうです。

この様なことから、友廣先生が思うのは女性の行動力は男性の比ではなく、何事も先ず思いありき。
一歩踏み出し、失敗したらその時に考えればいいと言うことだそうです。
講演の後は前後左右の人たちと意見交などをして散会となりましたが「本当にやりたいことをすることで物語が生まれ現実となってくる」の先生の最後のお言葉は参加者のハートにしっかり留まったったことでしょう。
さぁ、これからの活動が楽しみですよ!!