福祉のまちづくりフォーラム « 玉川ブログ

福祉のまちづくりフォーラム

8月30日(土曜日)今治市社会福祉協議会玉川支部主催の「福祉のまちづくりフォーラム」が玉川町文化交流館で多数の方にご参加いただいて開催されました。

越智清隆運営委員長のあいさつに続き、ご講演です。


講師は、玉川町で既に何度もご講演いただき内容がわかりやすいと評判の、聖カタリナ大学 人間健康福祉福祉学部社会福祉学科 講師の高木寛之(ひろゆき)先生です。


演題は「これまでの福祉教育とこれからの福祉教育の発展」です。

先日、玉川の社協で出会った男の子が、胸にボランティア専門委員の札を付けていたことから始まった会話の中で、小さい子たちと遊ぶ時の少年の目配り気配りに感心したそうです。
そして、子供も大人も関心を持って理解・共感・行動ができることが理想で、その時に相手の事を考えることが出来れば福祉のサービスとニーズが合わなくなって未熟な福祉が蔓延している今、地域住民の参画による地域福祉の必要性を説かれました。
大きなスクリーンに映し出された文字と図はとてもわかりやすく、皆さんの胸に届いたと思います。
次に島崎玉川支部長から事業説明、第2期地域福祉活動計画について説明がありました。


3部は「福祉教育からまちづくりを考える」と題したパネルディスカッションです。
鴨部小学校から村上光永校長、学校支援ボランティアの森松夫代表、今治市役所玉川支所から安井孝支所長をパネリストに、高木先生にはアドバイザーとして参加したいただきました。
村上先生は、老人の施設の訪問、野菜を作ったり田植えの体験をしたり、地元の産業であるお店をたずねたりと、生徒達と地域の皆さんがどのように接して協力、助け合っているのか話して下さいました。
森さんは長年携わってきた、愛媛県が発祥の地と言うVYSについて詳しく説明がありました。
安井支所長は1年半の玉川での生活の中で、数多くの様々なイベントがボランティアで行われていることに驚き、地域の皆さんの住民としての意識の高さを誇りに思っていると話されました。
一つ一つ聞いていると、講座、教室などの数が24・5回もあることに驚きました。
こうして地域の子供から大人までが広く関わることが基本ですが、一方通行でなく一人でも多くの皆さんが一緒になってサービスを提供したりされたりとなっていくことが理想だと、高木先生のアドバイスでした。そして小学校から大学まで通して学んだ福祉教育が、社会に出て通用する仕組みも大事なことだと締めくくられました。

福祉に関する何かをしてみたいけど、何をどうしていいか分からない時は、気軽に社会福祉協議会を覗いみてください。何かが見つかるかもしれません。

どんな些細なことでも、関わることで見えてくることは沢山あるのではないでしょうか。