奈良原神社で、歳神さん(としがみさん)をお迎えする行事があるというので、スタッフも同行させていただきました。
神社総代さんと鈍川木地に住む氏子の門田さん(門田さんについては「この人に聞く」で紹介予定です。お楽しみに!)、宮司さんご夫妻と私たち飛び入り3名で楢原山の山頂(1042m)にある奈良原神社をめざしました。

毎年注連飾りを作ってくださるという91歳の氏子の門田さんが最高齢で、かなりの平均年齢の高さです(笑)
年の瀬に山に登り、神事を守り続けておられることに、大変感銘を受けました。同行させていただいて、とても身の引き締まる思いがしました。
寒さの厳しい日でしたが、山へ向かう途中でも雪景色。神聖さが一段と増しました。
今年初めての雪景色に感動して、「わぁっ、雪の花!」とか、「ダイヤモンドをちりばめたみたい!」とか喜んでいたのは、つかの間。
新雪を踏みしめて登っていくと、だんだん手はかじかむし、足元からはさすような冷え込みがおそってきて、とても大変でした。
寒さの中、「おしめあげ」と「大祓」の行事を執り行い、お正月を迎える準備ができました。
清々しい気持ちで、今年一年のお礼と、来年もどうかお守りくださいと手を合わせました。
本当に貴重な経験をさせていただきました。
歴史と自然がいっぱいの楢原山にひとりでも多くの人が訪れてくれるといいなぁと思います。感謝の気持ちで山を下りました。
2012年12月19日|
Category:四季の徒然
12月18日(火)13:30から、九和小学校体育館で生涯学習講座が開かれました。
今年最後の講座は子ども達と一緒にしめ縄作りです。
毎年、青野邦美さんと吉井千恵子さんを講師にお招きしての実習です。
吉井さんの説明の後、各班に分かれて始めます。
わらは一人前づつ作りやすいように準備してくれていますので、すぐに取り掛かれます。
が、初めての子供達は、手でうまくなえません。
講座の生徒さんたちが手取り足取り教えてあげながら、何とか出来上がりました。
子供たちはなかなか呑み込みが早くて、二つ目に挑戦する子もいました。
うらじろは今からつけると枯れてしまうので、28日くらいまで冷蔵庫で保管して下さいとのことでした。
一時間半の時間内でそれぞれのしめ飾りの出来上がりです。
自分で作ったとなると、形は整っていなくても大満足です。
受講生も子供たちも和気あいあいあの雰囲気の中、お正月を迎える支度が出来て笑顔で閉会しました。
皆さんも来年は、生涯学習講座で学んでみませんか?
生涯学習講座についての詳しいお問い合わせは、玉川地域教育課まで。
2012年12月18日|
Category:玉川のニュース
玉川にはいろいろな趣味サークルがありますが、「おはなしクラブ玉手箱」もそのひとつです。
活動のひとつとして、瑞鶴荘(福寿苑)への訪問を続けています。
12月14日(金)も15時からメンバー3人で訪問。阿部さんは、絵本の「はなさき山」を、英子さんが絵本の「おおきなかぶ」、朝子さんは玉川の民話紙芝居の「へんど墓」を読みました。
皆さん朝から楽しみに待っててくださったそうで、笑顔で聞き入って下さいました。
「おおきなかぶ」は「うんとこしょ。どっこいしょ」のところは一緒にこえを出してくださって、 最後は「ぬけてよかったぁ」と喜んでくださいました。
又「へんど墓」は「しっとるよ。私ぁ葛谷じゃけん、元気なころはワラビ採りに行って、まえを通った時はいっつもなんでもかまんけん、 お花を立ててあげよったんよ。」ほかの人も「知っとる、知っとる。」と読む前から盛り上がりました。
にわかに皆さんが元気になり、口々におしゃべりしだしたのを見て、やっぱり紙芝居作ってよかったと思いました。
民話の冊子のままだと話題にもならない小さなお堂が、紙芝居で見ていただくことで笑顔の輪が広がり、
単なる紙芝居以上のはたらきをしてることに感動しました。
もっともっといろんなところで、玉川の人に見てもらいたいですね。
本の後は「ふるさと」「玉川慕情」「お正月」をみんなで歌いました。
玉川慕情は、職員の方がユカタを羽織ってうちわを持って盆踊り会場に早変わり。みんな笑顔になって踊ってとても楽しいひとときでした。
30分の予定が気が付いたら45分も経っていて、「あ~あ時間がないけん、今日はおやつ抜きじゃね~」と!! またまた笑いの渦ができてました。
玉川にある施設ですから、町とも人ともかかわりを持ってほしいと思います。
2012年12月14日|
Category:玉川のニュース
本日2012年12月11日(火)に、「NPO法人 玉川サイコー」(理事長 井出サツミ)を設立いたしました。

私たちはこれまで、玉川地域の活性化のために各種団体活動を通してさまざまな取り組みを行ってきました。
そうした中で、平成22年度より地域活性化推進事業に取り組み、人と人との絆を深めながら、地域情報を発信するホームページの開設や特産品開発、玉川の美しい自然を探索するウォーキングをはじめとするイベント、マップづくりなどに取り組んできました。
そこでこのたび、こうした取り組みを継続し、仲間を増やし、充実すると共に、新しい取り組みにもチャレンジするため、特定非営利活動法人 玉川サイコーを設立する運びとなりました。
私たちは、地域に暮す人々に対して、まちづくりの推進と観光の振興を図るための情報の収集・発信、特産品の開発、中山間の振興と環境保全のための里山の保全、移住の促進、子どもの健全育成のための歴史の伝承事業などの活動を行うことにより、地域社会の発展に寄与することを目指します。

・・・・とまあ、これが設立趣意書に書かれている文言なのですが、せっかく3年間取り組んだ玉川の活性化を引き続いて取り組みたい。
この町に、今治市がめざす「新しい公共」に向けての受け皿としての仕組みを作りたい。
行政と民間が力を合わせてこれからのまちづくりに取り組んでいく仕組みを作るのは、今しかないという思いで少しずつ準備を重ねてきました。
今治市がめざす新しい公共についてはこちら「今治市のホームページ・集中改革プランへ」
また、地域活性化事業のこれからに対する参考意見書などは・・・こちら「意見書「新たな公共を目指した公の施設のあり方について」がわかりやすいかと思います。
今回の設立総会は、今治市役所・玉川支所からも安井孝支所長さん、今治市役所 総合政策部次長兼地域振興課長・田中俊吾さんと、行政の方にもご出席いただき、本当に感謝しています。

このNPOの意味がここにあります。
玉川支所は、これから「玉川サイコー!実現化計画」に取り組むことになっており、私たちも共に手を携えて取り組んでいくつもりです。
私たちの町が「最高!」と言うためには、失敗を繰り返しながらもチャレンジし続ける「再考」が必要なのです。
そして住んでいる町を「再興」していきたい。という思いです。
自分の住んでいるところを少しでもよくしたいというのは誰しも持っている思いです。
それぞれの立場で、できるところから始めます。できない理由を並べるとたくさんありますが、みんなでどうすればできるようになるか考えて取り組んでいきましょう。
設立総会の後、参加者全員で座談会を持ったのですが、「『玉川ねっと』を作ることを通じて玉川のことを調べていたら、知れば知るほど玉川が好きになる・・・」という声がでました。
「まちづくり」なんて大げさなことではありませんね。
ここが好きで、自分や家族や地域の人や・・・みんな人が好きだからここでずっと暮したいと思う。
この町で生まれて、この町で育って、この町で年老いていきたい・・・そんな町であってほしいですもんね。
あなたもどうかご一緒に!!応援だけでなく、参画するとなお楽しいですよ。
詳しいことは、事務局までお問い合わせください。心からお待ちしております。
メール info@tamagawa-net.jp
(なお、この設立総会の様子は、今治CATVにて、12月13日(木)18時~20時~21時~と14日(金)のお昼頃に放映される予定です。)
2012年12月11日|
Category:お知らせ,活動報告
いつもはひっそりしている廃校になった鈍川小学校の校庭で、なにやら賑やかそうな声が聞こえてきます。
旗なんぞ立っていて、いったいなんだろう?と思って寄ってみました。
鈍川の先輩達が毎週水、土曜日に集ってグランドゴルフをしているそうです。

ここには、旧鈍川小学校二宮金次郎像台座もあります。
これは、国指定の文化財として登録されており、当時の校長先生をはじめ、先生方や児童が学校の下の玉川から医師を拾い集めて、富士山のように積み上げたもので、底辺が4メートル、高さ3メートルの玉石石の三角錐状の台座です。
正面には「恩」の時を刻んだレリーフも積み込まれています。
現在、小学校の統廃合が検討されています。学校はもちろん教育機関ではありますが、小学校というのは高齢者も子どもも歩いて行ける距離にあり、特に田舎では教育機関だけの機能ではないこうした地域住民のふれあいの場でもあるのが現状です。
1度なくしてしまったら、なかなか再開はできません。
何か有効活用はできないか・・・・・。学校という建物を柔軟に活用してそこに住む人たちのコミュニティづくりの場にもなることはできないものでしょうか。
他の地域では、廃校を利用したカフェなどで、昭和の学校給食をメニューとして運営して町おこしに活用したり、文化交流施設として活用したり、障がいを持つ人の作業所として活用したり・・・いろいろと取り組まれています。
「文部科学省 廃校リニューアル50選」のページへ
地元の学校の存続は、子どもたちやその家庭だけでなく、地域全体の課題でもあるのです。
今一度、私たち玉川の学校も住民みんなで再考してみる必要があるのではないでしょうか。
2012年12月10日|
Category:四季の徒然
« 古い記事
新しい記事 »