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学校。の役割

いつもはひっそりしている廃校になった鈍川小学校の校庭で、なにやら賑やかそうな声が聞こえてきます。
旗なんぞ立っていて、いったいなんだろう?と思って寄ってみました。
鈍川の先輩達が毎週水、土曜日に集ってグランドゴルフをしているそうです。

ここには、旧鈍川小学校二宮金次郎像台座もあります。
これは、国指定の文化財として登録されており、当時の校長先生をはじめ、先生方や児童が学校の下の玉川から医師を拾い集めて、富士山のように積み上げたもので、底辺が4メートル、高さ3メートルの玉石石の三角錐状の台座です。
正面には「恩」の時を刻んだレリーフも積み込まれています。
現在、小学校の統廃合が検討されています。学校はもちろん教育機関ではありますが、小学校というのは高齢者も子どもも歩いて行ける距離にあり、特に田舎では教育機関だけの機能ではないこうした地域住民のふれあいの場でもあるのが現状です。
1度なくしてしまったら、なかなか再開はできません。
何か有効活用はできないか・・・・・。学校という建物を柔軟に活用してそこに住む人たちのコミュニティづくりの場にもなることはできないものでしょうか。
他の地域では、廃校を利用したカフェなどで、昭和の学校給食をメニューとして運営して町おこしに活用したり、文化交流施設として活用したり、障がいを持つ人の作業所として活用したり・・・いろいろと取り組まれています。
「文部科学省 廃校リニューアル50選」のページへ

地元の学校の存続は、子どもたちやその家庭だけでなく、地域全体の課題でもあるのです。
今一度、私たち玉川の学校も住民みんなで再考してみる必要があるのではないでしょうか。