玉川の歳時記
「たのもさん」は、「八朔」8月1日のことです。
稲作の労働もひととおり終わってほっと一息入れ、秋の豊作を願う季節。
それにちなんだ行事として行うところが多いです。
前日に込めだんごを作って一家団欒してたのも人形や動物、果物を作り、盆の上に並べてまつるのが一般的です。
高野地区では、餅米をひいた粉をねって、それを蒸し、色粉を入れていろいろな色のものを作ります。
それを使って色とりどりに人形を作り、旗を持たせたり、踊ったり、いろいろな格好の人形を作ります。
大きく作った人形や花を中心として、人形で和を描くように並べて神様にお供えしておきます。
そして、9月1日の1日おいて、2日に神様からおろして、昔は焼いて食べていました。
しかし、今は焼いて食べる家は少なくなりました。
このたのもさん、小さいものでは豊作は望めないといわれています。
今年は鍋地地区でも、三世代交流をかねて子ども達と作りました(写真)。
地域に伝わる昔からの行事を伝承できればと思います。
今、「玉川ねっと」では、こうした町の歳時記を集めています。
今のところ、下記の一覧表のとおりいろいろな行事が集まっています。
http://www.tamagawa-net.jp/saijiki/saijiki.html
これらひとつひとつについて、詳しく調べ残していきたいと思っています。
まだまだ収集できていないところや、行事が多いです。ぜひ、皆様方からの情報を事務局までいただければと思います。
2012年9月17日| Category:お知らせ