鈍川温泉宿泊体験ツアーに参加して « 玉川ブログ

鈍川温泉宿泊体験ツアーに参加して

この度今治商工会議所さんの鈍川地域活性化事業で、鈍川温泉宿泊体験ツアーが開催されました。
参加希望の応募が多く、51組の中から厳選なる抽選で選ばれた市内10組市外5組の参加でした。
その様子をご紹介します。
10月25日は鈍川もとても秋の深まりを感じました。


25日は午後集合で、今治の郷土の歴史を研究なさっている大成経凡さんがガイドしてくれました。
せせらぎの音が聞こえます。

鈍川温泉の起源は、明治4年今治藩知事・久松定法(さだのり)が湯治場「楠窪冷泉浴場」を作ったことにはじまります。
大正になると温泉組合ができ、鈍川温泉となり、道後、本谷と共に「伊予の三湯」「美人の湯」と呼ばれています。
まず、近くのいいところで、鈍川発電所に行きました。

鈍川木地の流れを利用して大正9年今治電気として、発電機2台で運転開始。
昭和29年発電機1台に取り替えて出力増強し、今に至っています。
昭和52年から無人化となり旧宇摩群の土居町で管理しています。
最大出力は800KWで、だいたい玉川の所帯位に供給できるそうです。
しかし、電気は貯金が出来ないので、とにかく、つくり続けないといけないそうです。
  
「知らなかったー。」参加者の皆さんから驚きの声が。
今回の宿泊体験ツアーでは、こうした地元の人もあまり知らない鈍川の歴史を、大成さんが丁寧にしかも楽しく説明してくださるのが、とても人気でした。
また、発電所の中も見学させていただきました。
 

次は玉川近代美術館です。
絵を鑑賞と言うより、今解放されている国宝「伊予国奈良原山経塚出土品」を観ることができました。

いつもは閉まっている扉があいて、初めて本物を観るという人がほとんどでした。

仏教経典を世に残すために、地中に埋めたのが経塚で、昭和9年楢原山の山頂にあった奈良原神社の地中から見つかっています。
京都の鞍馬寺のものと並び双璧と言われてますが、実際に見ることができるのは鈍川のものです。
これは、定期的に見せてくれるそうですので、一見の価値ありです。

ここまでで1日目は終了であとは、お待ちかねの食事です。
どんなお料理がでるかとても楽しみでした。
旅の楽しみの大きなものに、食事がありますからね。
山菜料理もいいですがば、鈍川らしさ出すのは難しいと思います。
マコモタケとか原木しいたけとか、新鮮な食材で調理したものならいいですが、塩漬けしたワラビやタケノコはいらないんじゃないかな・・・などとあれこれ考えながら待っていると、とても美味しいお料理が出てきました。
 

川魚にこだわらず、瀬戸内のいきのいい刺身は絶品でした。
デザートまで板長さんの心意気が伝わってきた、いいお料理でした。
モニターさんたちは3つの旅館に分かれて宿泊したのですが、ちなみに1泊2食で11,000円とのことでした。

温泉のお湯は、ほんとうにすべすべ、ヌルヌルは昔と変わらなく大満足でした!!
やはりお湯の質のよさは売りにしてほしいですね。
ですが、女性にとっては特に気になるアメニティーは・・・・・。
今治の鈍川温泉ですから、タオルがゴワゴワしているのは、ちょっと・・・いただけません。
コップや、スリッパ、大浴場の石鹸シャンプーなど・・・・やはり鈍川らしさを出す中にも、清潔感のあるアメニティグッズは一考していただけるといいですね。
参加者の声にも多く出ました。

2日目はせせらぎ交流館で意見交換です。


率直な意見で言えば、温泉の入り口の大きなゲートのような看板に始まり壊れかけた提灯、廃屋となっている建物も多く、もう少し景観がなんとかならないものだろうか。
お部屋やお風呂から見える山々も、もう少し手入れが行き届いていると感じがよいのでは・・・

ハイキングに、トレッキングにウォーキングにいいところがいっぱいあっても、地元の人が知らないし、整備ができていない。トイレがないも残念なところ。
 
県外からの方は道後は知ってても鈍川は知らないとか、とにかく広報不足。インターネットで鈍川温泉開いても行ってみたい情報がUPされていない・・・などなど。
でも厳しい意見が出たのも、皆この鈍川温泉のよさを是非ともPRしてもらいたいからこそ。

いいところをどう活かしたらいいかというアイデアもいろいろ出ましたよ。
とにかく美しい自然を活かしたい!自然が一杯なんだからこの自然とコラボした企画をしたいところ。
登山をしてお風呂、サイクリングコースの終点を温泉にする。
美術館、遊歩道、川遊び、季節を感じる参加型のイベントを行う。
湖畔の里の新米祭りも出ました。
しまなみ海道沿線の温泉とのコラボで温泉めぐりツアーもいいのでは。
差別化の意味では薬草を使った薬膳料理などもいいのでは。
皆さん、次々とアイデアを出しました。
このようなモニタリングをするなら、宿泊施設には知らせないで期間限定でお泊りをして意見交換が、本来の旅館の姿が見えるという意見もありました。
最後にコーディネーター役を務められた中小企業診断士の玉井先生は、今世の中は健康ブームだからそこにスポットを当て、温泉と何かを組み合わせることが集客率を上げるのに欠かせないでしょうねと締めくくられてました。

いろいろな熱い思いが集まって、企画された方も、参加した人たちも、鈍川温泉がなんとか活性化されてほしいという思いで開催された今回の宿泊体験ツアーです。
私たちの地域活性化事業とも、なんとか協力しあっていくことができればと、皆で話し合いました。
でも、先ずは知ること。感じることですね。
ふるさとのお宝は、私たちの足元にあります。