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11月2012

窯開き

11月28日、鴨部小学校へ先日窯入れをした竹炭の窯開きに行きました。

先日と打って変わって冷え込みの厳しい朝でしたが、みんな元気に「地域づくりグループ 源流」の越智さんの指導のもと、作業をして2時間ほどで立派な炭を取り出しました。
釜をふさいでいた土が粘土質でしたから、なかなか崩せなくて何回も交代しながら男子も女子もみんなで力を合わせて頑張りました。
作業で汗をかくくらい頑張りましたよ。

いよいよ蓋をあけました!!窯 にいっぱい詰めた竹なのに、隙間が一杯できていたのには驚きました。
だいたい、最初の4分の1か3分の1くらいまでに減るそうです。

特に火の炊き口に近いところは殆どが灰になっていました。
又、火の燃え具合によって出来上がりも違います。
二つの窯を比べてみるとよくわかります。

竹酢液もバケツに半分以上取れていました。

きれいに箱に詰めていきました。
最後は冷たい水で、道具をきれに洗って、来年の5年生に引き継ぎます。

玉川は、山林にたくさん竹があり、竹が増える事に関してはいいこともあれば、よくないこともあります。しかしこのように地元の竹を活用して、暮しに役立てたり、特産品にしていくことを学んで、地元の資源を活用することを学んでほしいと思います。

取材させてくだった鴨部小学校のみなさん、地域づくりグループのみなさん、ありがとうございました。
また来年も続けてくださいね。

皇帝ヒマワリとダリア

皇帝ダリやと皇帝ヒマワリが長谷の村瀬さん宅に咲いてました。


両方ともメキシコが原産だそうです。ダリアのほうは18世紀スウェーデンの植物学者のDahlダールさんの名にちなんだそうです。

ダリアは下を向いて咲いているので写真が撮りやすいのですが、ヒマワリはやはりお日様のほうを向いているのでうまく撮れないですね。


ヒマワリはまだ珍しいので道行く人が車を止めては写真を撮っていくそうです。

「一生のかま」鴨部小学校の活動

11月22日鴨部小学校で竹炭づくりをするというお話を聞いて、見学させていただきました。
「鴨部タイム」という授業の一環で、毎年5年生が挑戦して、3学期に「鴨部大好き集会」で発表します。
5年生17名が源流の3名の方たちの指導で炭焼きの開始です。

「一生のかま」は、10年ほど前、当時の校長先生でいらっしゃった越智先生が「地域づくりグループ 源流」の活動で竹炭づくりに参加され、学校でも是非取り組みたいとPTAの皆さんに呼びかけて完成した窯で、名前は児童の越智修平さんの命名です。
以来、毎年5年生が竹炭づくりに挑戦しています。


学校の側の竹藪から切り出した竹をみんなで割るところからスタート。女の子も「エイヤー!」と元気よく割っていきます。

窯のそばの大銀杏もメタセコイヤも毎年煙にいぶされながら子供たちを見下ろしています。
みんなで割った竹は、丁寧にすきまのないように窯に詰めていきます。

丁寧に丁寧に詰めて・・・・・

 

 

いっぱいになったら、鉄のふたをかぶせます。
ここからが大変、粘土質の土に水を加えて混ぜ、四角く囲った窯の前をその土でふさいでいきます。

みんな泥んこになりながら、スコップで何回も何回も重たい土を運びます。

これが、ほんとうに重労働。一生懸命です。
焚口を残し土でふさいだら、薪を入れていよいよ火をつけます。

煙突からも煙が出だします。

こうして2時間くらい火が完全に燃えるのを確認して、最後に小さな空気穴もふさいで今日の作業は終わりです。
これから明日のお昼頃まで窯は完全に密封され竹は蒸し焼きにされます。


この時の窯の温度が90~130℃くらいになると煙突の一部に明けた穴から竹酢液が垂れ始め、それをパイプを通してバケツにためていました。
夜の火の番は、「地域づくりグループ 源流」の方が見て下さるそうです。
数日後、土を取り除いて3~4日温度が下がるのを待って、子どもたちと一緒に取り出すそうです。それでやっと完成!

その時は又行ってみたいと思っています。
鴨部小の子供たちに聞いたら、今教室の前の廊下で、去年の5年生が作った竹炭で抗菌や消臭実験をしているそうです。
パンにカビが生えにくいか、水に竹炭を入れて浄化できるか、又ご飯を炊くときに釜に入れるとおいしいのは、実験済みとのことでした。
年度によって移動のある先生方だけでは、この自然を利用した竹炭、竹酢づくりを子供たちに教えることは不可能でしょう。
しかし、「地域づくりグループ 源流」の皆さんからの、材料の提供、出前指導があってこそこの体験学習が続いている、まさしく地域が子供を育てているお手本だと思います。
1年生から4年生の児童も「5年生になったら炭焼きができるんだ」と楽しみにしています。
竹炭づくりは、鴨部小の外せない行事になっています。
この様子は、私たちの他にも今治CATVさんも取材に来ていて、12月22日PM6:00から30分間、玉川の紹介番組で放映されるそうです。ぜひ、ご覧ください。

鈍川探検隊

11月18日(日)は晴天に恵まれ、今治商工会議所主催の「鈍川探検隊」に玉川人であるスタッフも参加してきましたので、ご紹介します。
解説してくだったのは、郷土の歴史研究家の大成経凡さんです。
大成さんの案内で、長谷(ながたに)から落合橋、鈍川の水力発電所、鈍川渓谷と、水と電気、今治のタオル工業の歴史を探る旅となりました。

長谷地域にある、県下で2番目に古い長谷発電所跡です。(水力発電)要塞の様にも見えますが、丸く開いている穴が水路だったところです。
ここから傾斜を付けた水路を水が流れ、発電がおこなわれていました。

落合橋の下へつながる水路は、全長約1.5キロあったそうですが、その水路が全部残っていたら、どんなに素晴らしかったかと思うと残念です。
現存している部分だけでも何とかしなくては、と強く思いました。

これは長谷の集落から鬼原の集落をつなぐ「落合橋」です。
開腹アーチ橋です。愛媛県でもめずらしいアーチ橋の2つが玉川にあります。
落合橋と龍岡中村にある橋(名前が変わってしまいました)がそうです。
落合橋は、昭和12年架設。
この橋の下を長谷発電所への水路が続いています。

落合橋の少し奥では、木地川・玉川と蒼社川が合流しています。すごい水の勢いです。
昔はこの水の勢いを利用していたのですね。

鈍川の上流では、紅葉狩りにきた人の姿もたくさん見られました。
お店やトイレなど、町に経済効果をもたらすためには、もう少し工夫が必要だと感じます。

最終目的地マスの釣り堀りです。 木地川の清流を利用して沢山のマスが養殖されています。
釣って楽しんで、食べて2度楽し。 炭火で焼いて食べるだけでもOKです。
厳冬期以外は冬も営業しています。夏の気持ちよさは言わずもがなですが、この季節もいいです。
車中から眺めるばかりで、実際に見るのは初めての人が多くて 興味深々でした。

これは、分かりにくいでしょうが、卵を孵化させているところを ご好意で見せていただきました。
白いイクラって感じでしたがとても神秘的でした。
40,000個の卵が今月中に孵化し、来年2.3月ころに 釣り堀の方に移すそうです。

数時間でしたが、またまた玉川の魅力を再発見しました。
長い間玉川に住んでいるという方も、あまり知らないことばかりだったと思います。
価値を知らないから、大切に守っていくことができないとしたら・・・。やはり全ては知ることから始まるように思います。
私たちは、この「玉川ねっと」で、もっともっと玉川のいいとこ探しをして、町のいいところをたくさんの方々に発信していきたいと思います。

バードウォッチングは中止になりましたが・・・

11月17日(土)は、あいにくの雨のため予定していた「バードウォッチング」は中止となりました。

参加申し込みいただいていた皆さん、申し訳ありません。

講師をお願いしていた玉川町出身で西条市にお住まいの日本野鳥の会愛媛県支部・支部長 山本貴仁さんには、玉川活性化推進協議会のメンバーへの研修をしていただきました。

山本さんは、玉川出身で、どうして今のお仕事(石鎚ふれあいの里 代表)につかれたのか・・・子どもの頃から自然が大好きだった山本さんならではのお話をお聞きすることができました。
私たちが立ち上げようとしているNPO法人についてもアドバイスいただいたり、今制作中の「玉川ねっと」の「野鳥図鑑」へのアドバイスもいただきました。
私たちもいつか石鎚ふれあいの里へ行ってみたいと感じました。

今日はあいにくのお天気になって中止となった「バードウォッチング」ですが、今年度もう1度予定しておりますので、決まり次第アナウンスします。
楽しみに待っていてください。