わらアート講習会
11月18日(月曜日)今治市地域住民学習センター(旧鈍川小学校)で「わらアートの魅力と地域に与える影響」と題して講演会がありました。
一気に冬将軍到来の夜でしたが、ストーブと参加者の熱気で久しぶりで校舎に活気が溢れていました。
先ず、過疎化に拍車がかかっている現状をなんとかしたいと頑張っていらっしゃる地元神子森の越智自治会長さんが鈍川の人口推移の現状などを説明し、是非ともわらアートで活性化を図りたいと話されました。
次に、安井玉川支所長のご挨拶。「わらアートで鈍川を楽しく面白くして、多くの方をお迎えしたい」と思いが語られました。
そして、いよいよ講師の宮島慎吾先のご講演です。
先生は、わらアートの第一人者で過去にも全国に沢山の作品を作っていらっしゃいます。
わらは収穫のシンボルで、神への感謝の印をあらわすもので、有名な出雲大社の大注連飾りが象徴だと写真が映し出されました。その後も次々と先生の作品が登場します。
つい最近閉幕した瀬戸内国際芸術祭では、小豆島に高さ4mのゴリラ、3.5mのトリケラトプスを登場させ話題になりました。
美大の生徒さん、地元のボランティアの人たち約20人ほどの力で1週間で出来上がったそうです。
大きなトリケラトプスの足元で見上げる子や触っている子もいて、是が先生の目指している皆が楽しめるアートだそうです。
他には米どころ新潟で毎年開催されるイベントから、人食いざめのジョーズ。
愛媛でも、ワラグロで有名な西予市のマンモスはご存知の方もいました。
西予市では、翌年は地元の人たちで子マンモスが作られ話題になりました。
都市農村共生・対流総合対策交付金事業として展開される、今回のわらアートは皆の夢をのせていきます。
早ければ来年の春ごろ学校近くの田んぼに鈍川らしいドデカイわらアートが完成し、周りの田んぼにはレンゲや菜の花が咲き、神子森線をハーフマラソンが復活し、お・も・て・な・しの休憩所などができ・・・・。
いろいろと想像しただけで、ワクワクドキドキする夢のある講演会でした。もっと詳しいことが知りたい、あるいは、とても関心のある方は、NPOへお問合せください。