27 « 5月 « 2013 « 玉川ブログ

万葉の森の整備

5月26日(月曜) 品部政夫さんの指導のもとNPO法人「玉川サイコー」のメンバーで 万葉の森の中の「万葉の池」の整備をしました。


公園全体のお掃除は普段からしてくださっているグループがあるので、私たちはいつの間にか自然消滅してしまった植物を植え直したり、整備を主にしていきます。
まず、はじめに、今日は池です。

池の中に倒れている立札を拾ってきれいに拭き、投げ込まれている石などを取り出します。
また一面を覆っている藻もきれいに取り出しました。

枯れたままになっている植物を取り除き、品部さんが用意したセリ、イグサ、ハス、アサザ、稲等を植え付けました。

これは、イグサ。

こちらは、イネ。蛙もなんだか普段とは違う様子に、ゲロゲロ泣き始めました。

池の看板も1度きれいに抜いて、ひとつひとつ拭いてその植物のところへ立て直しました。

かなりの重労働でしたが、このとおりきれいになりました。

水を補充して約2時間の作業は終わりました。

きれいになった「万葉の池」には、黄菖蒲もあります。

そして、池にはアサザが咲いています。

石ツツジもありますよ。

「あうち」の花。これは「センダン」の花です。
山上憶良が詠んだ歌があります。

「妹がみし あふちの花は散りぬべし わが泣く涙いまだひなくに」。

奥様を亡くした大伴旅人(おおともの たびと)の気持ちになって、山上憶良が詠んだそうです。
こうした歌を味わいながら植物をながめると、花の美しさもまた別の味わいを感じます。
万葉の森には、自然の中の植物と、そして言葉によって人を癒し元気づけてくれる不思議なパワーがあるようです。

ウマラ もあります。

この立て札もメンバーの手書きなんですよ。なんとも味がありますね。

万葉の森は、初夏の花々が咲き始め、これからはアジサイが見ごろとなりますのでお出かけください。

花と共に、私たち玉川の町全体が、外からいらっしゃる皆さんを お接待の気持ちで向かえることの町にしたいと思っています。

今後も、少しづつ整備を重ねて、120種の花木が揃うようにしたいと思います。
これからは、作業をするときにはこの「玉川ブログ」でも呼びかけますので、お時間のある時に、お気軽にお手伝いしていただけると幸いです。
できる時に、できるほど。そんな気軽なお気持ちで!