万葉の森の整備
5月26日(月曜) 品部政夫さんの指導のもとNPO法人「玉川サイコー」のメンバーで 万葉の森の中の「万葉の池」の整備をしました。
公園全体のお掃除は普段からしてくださっているグループがあるので、私たちはいつの間にか自然消滅してしまった植物を植え直したり、整備を主にしていきます。
まず、はじめに、今日は池です。
池の中に倒れている立札を拾ってきれいに拭き、投げ込まれている石などを取り出します。
また一面を覆っている藻もきれいに取り出しました。
枯れたままになっている植物を取り除き、品部さんが用意したセリ、イグサ、ハス、アサザ、稲等を植え付けました。
こちらは、イネ。蛙もなんだか普段とは違う様子に、ゲロゲロ泣き始めました。
池の看板も1度きれいに抜いて、ひとつひとつ拭いてその植物のところへ立て直しました。
かなりの重労働でしたが、このとおりきれいになりました。
水を補充して約2時間の作業は終わりました。
きれいになった「万葉の池」には、黄菖蒲もあります。
そして、池にはアサザが咲いています。
石ツツジもありますよ。
「あうち」の花。これは「センダン」の花です。
山上憶良が詠んだ歌があります。
「妹がみし あふちの花は散りぬべし わが泣く涙いまだひなくに」。
奥様を亡くした大伴旅人(おおともの たびと)の気持ちになって、山上憶良が詠んだそうです。
こうした歌を味わいながら植物をながめると、花の美しさもまた別の味わいを感じます。
万葉の森には、自然の中の植物と、そして言葉によって人を癒し元気づけてくれる不思議なパワーがあるようです。
ウマラ もあります。
この立て札もメンバーの手書きなんですよ。なんとも味がありますね。
万葉の森は、初夏の花々が咲き始め、これからはアジサイが見ごろとなりますのでお出かけください。
花と共に、私たち玉川の町全体が、外からいらっしゃる皆さんを お接待の気持ちで向かえることの町にしたいと思っています。
今後も、少しづつ整備を重ねて、120種の花木が揃うようにしたいと思います。
これからは、作業をするときにはこの「玉川ブログ」でも呼びかけますので、お時間のある時に、お気軽にお手伝いしていただけると幸いです。
できる時に、できるほど。そんな気軽なお気持ちで!
2013年5月27日| Category:万葉の森再生事業