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7月2013

玉川総合公園の石槨についての説明会

玉川総合公園の中に、万葉の森があります。
その一角に「横口式石槨の由来」(よこぐちしきせっかくのゆらい)の立て札あ有り、発掘された大きな石槨が置かれています。
これは、昭和51年の台風の後始末をしていて法界寺で発見されたものです。
当初は石棺と表記されていたのが、老朽化に伴い、作り変えた時に、石槨となったいきさつの説明会がありました。


当時の関係者、に加えて今年万葉の森の整備を行うことになっているNPO法人玉川サイコーからも4人が出席し、市の教育委員会からの説明を聞きました。


石槨は石棺を入れる為のものであり、180cm×94cm×74cmの花崗岩の一枚板のこれは、ご遺体を直接安置するには大きすぎるのではないかとの見識から、石槨に書き替えたとの説明でした。

当時、これだけ立派なものが発掘されたにも関わらず、正確な記録が残っていないことが、いまさらながら惜しまれる今日の説明会でした。

たまっこらんど

玉川総合福祉センターの子育て支援「たまっこらんど」では、いろいろな趣向をこらした企画で、人気があります。
先日行われた「寝相アート」。以前テレビでも取り上げられていましたが、子どもが寝ている間に、その姿をアートにして残しておこうというものです。

こんな可愛い寝相アートができました。

最近、「玉川ねっと」の「お知らせ」で、たまっこらんどのお知らせがとても充実しております。
ママたちがかなりチェックしてくださっているとか。

ぜひ、ご覧ください。

和霊さん夏祭り

7月23日(火曜日)法界寺の和霊神社の夏祭りが行われました。

あたりが薄暗くなると参拝客が三々五々集まってきます。

今治藩主が現在のところに移してから、商業、漁業、交通安全の神様として遠く広島県からも参拝があります。

特に夏祭りはにぎやかです。

女の子は可愛い浴衣を着せてもらい、夏休みに入っているので学生さん達も沢山来ています。

本殿横のお社では舞姫さんのお神楽も奉納され、参拝客も足を止めて見入っていました。

子供たちのお目当ての夜店も賑やかに出て、夏祭りらしい光景です。

お神輿も、参道を行ったり来たりで祭り夜が更けるのを惜しんでいる様でした。

ふるさとの祭りですね。こんな風景がずっと続いてほしいと思います。

 

住民の力で地域を変える研修会

7月22日(月曜日)今治市総合福祉センターで「住民の力で地域を変える研修会」が開かれました。

一部は関西学院大学 人間福祉学部 学部長の牧里毎治(まきさと つねじ)先生のご講演、二部は事例発表で玉川町から鈍川の「ふれあい茶屋」が登場いたしました。

会場は地域で頑張っている各団体の方々で埋め尽くされました。

先ず一部は牧里先生のご講演です。

人間福祉学部とは、聞いたこともなく固い話と思いきや、都市も地方も抱えている問題は同じこだと大変わかりやすい言葉で始まりました。

高齢化が始まり、都会でも孤独死をする人の数がどんどん増えている。

都会に出ていくのもいいが、地域の文化やプライドを取り戻すことで、人は又そこに住みたいと思うようになる。

生まれたところで育ち、家庭を持ち、家族を養い、そこの土に帰るくらい幸せなことはない。

そんな地域を作るのは行政だけでも、想いを持ってる人たちだけでもできなくて、双方が知恵を出し合い活動計画をしっかり立てること。

活動に魂を入れるのは計画、計画に魂を入れるのは住民の皆さんで、資源に手を加えていくと地域の資産になり、見えない資産は人なのです。

つまり子供から大人まで地域の皆さんは大切な資産なのです。

サミットの仕掛け人と言われる先生のお話はとても説得力がありました。


続いていよいよ「ふれあい茶屋」の発表です。

玉川の住人でありながら「ふれあい茶屋」のいきさつを聞くのは初めてでした。

先ず平成20年にサロンとして地域の高齢者とコミュニケーションをとっていたのですが、それだけで本当に鈍川の皆さんのお役にたっているのか?

日用品を買うにも6km先のAコープしかないのは本当に不便で、もっと暮らしに密着した支援をしたいと思うようになっていました。

そして社会福祉協議会のアドバイスも受けながら旧JA鈍川支店をリフォームして「ふれあい茶屋」としてスタートするための準備が始まりました。

テーブルは旧小学校から、椅子は地元の方が切り株を加工してくれました。買ったもの大型の冷蔵庫くらい。

こうして、鈍川の人たちの思いがいっぱい詰まった「ふれあい茶屋」は平成21年10月にオープンしました。

いつも通ってくれたお父さんは「わしらのために作ってくれた所じゃけん、よそでは買わんぞ」と買いに来てくれました。

おかげさまで、各メディアで取り上げていただき今年3月1日号の広報の表紙に出していただいてからは、とても忙しくなっております。

 

以前のサロンも同じ場所で開くようになり、「ふれあいサロン」は2か月に1度多くの方で賑わっています。

15名のスタッフも体調が良くなかったり、高齢になったりで、申し訳ないですが夏休みをいただきたいと思います。

7月21日から8月21日までの1か月休ませてくださいと締めくくりました。

アドバイザーとしての牧里先生も、オープンした時の出資金の制度がとてもいいと言われました。

寄付だと他人事になるが、出資となると自分の事として考え行動するので長続きするというのです。

そして、宅配便の取り扱いをしていることが地域との密着度をさらにUPしていて、とても素晴らしいとも言われました。

このような素晴らしい取り組みをしている所があるのは、町民としてもとても誇りに思え、

スタッフだけでなく、地域の皆さんで支えている「ふれあい茶屋」の素晴らしさを再認識いたしました。

土用祈祷と虫送り

7月21日(日曜)小鴨部の氏神さん、熊野神社で土用祈祷と虫送りの神事がありました。

神主さんが住民の健康と農作物の豊作を祈念して、祝詞をあげます。

今年は伊勢神宮の式年遷宮と、出雲大社の遷宮が同じ年に行われ歴史的に見ても、神事の一つ一つが大変意味深いと言われました。

自治会長さんも、地域の大切な行事に一人でも」多くの方に参加してほしいと挨拶されました。

その後は、子供会が虫送りに出かけます。

竹竿に鐘に付いている紐を通し、木土でカンカンと打鳴らして田んぼの畦道などを歩きます。

小鴨部は広いから子供たち汗だくで気の毒なほどでした。

そして、役員さん手作りのにぎり弁当をいただき、和やかな時間が流れました。

地域のお世話役さんも・・・。

境内の楠の神木は、何年この風景をみまもっているのでしょうか。