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4月2013

タンポポの話


玉川には何箇所か国道の傍に老人会をはじめとする地元の人たちが管理している花壇があります。
現在、長谷のこの花壇はチューリップが満開で道行く人の目を楽しませてくれています。

さて、ここの近くに白いタンポポが咲くところがあります。
玉川でも白いタンポポをあまり見なくなりましたが、このあたりは比較的たくさん咲いています。

ここのは多分、「シロバナタンポポ」だと思います。
少し古くなりますが2010年に、地元新聞にも「探せせタンポポ在来種 西日本18府県分布調査  愛媛植物研究会 県内採取協力呼び掛け」という記事が掲載されていました。

そ の記事によると、愛媛でのたんぽぽの調査は、県総合科学博物館(新居浜市)に事務局を置く愛媛植物研究会が主催して行っています。
会長の松井宏光松山東雲 短大教授によると、県内も全域で外来種が育成する一方、在来種の生育地は減少。
特に黄色い花弁のカンサイタンポポについて、同研究会が生育を確認している のは新居浜、西条、西予市の三市だと言うのです。

白い花のたんぽぽばかりを気にしておりましたが、黄色ですね。在来種の黄色!!これからは、よく見て探すことにします。

でも、黄色もいろいろとあるのです。たんぽぽについて違いをまとめてくれているページがありますので、ご参考に(外部リンク先へ飛びます

これからは、在来種のたんぽぽを探してみようと思います。
玉川には、よくよく見ていると、いろいろな自然の不思議があり、興味をもつとわくわくと知的好奇心をくすぐられます。

なんでも、社団法人 大阪自然環境保全協会では、「タンポポ調査・西日本2010」なる調査もされているそうです。世の中、いろんな調査や研究がなされているものです。

理事会にて

15日(月)は、第1回理事会が開催されました。

さて、いよいよ皆様方にお届けです。

「玉川のマップが作りたい・・・」そんな声が出た3年前。
玉川地域活性化推進協議会でのことでした。

それから、伝承とふれあい事業のひとつとして、ホームページづくりとこのマップに取り組んだのでした。
ホームページのよさ、そしてこうした紙媒体のよさ、両者がリンクして町のよさを発信できればと考えました。

足元にあるお宝を、今まとめておかなければ、ますます忘れられてしまう。
そういう思いが私たちを動かしました。

この中に出てくる玉川のひとつひとつの場所は、スタッフとカメラマンが足を運び、そこに住む人たちに丁寧に話を聞き取って取材したものです。

少しでもこの中の行間にある ここで暮らす人たちの息づかいを感じていただければ嬉しいです。
また、これからは、この冊子を活用して、その隠されたマンパワーを発掘し、次の世代につなげていくような活動を展開していく予定です。

これは、玉川町内にお住まいの方には、5月1日号の広報と一緒に各戸に1冊配られます。
また、お披露目会を4月30日(火)に予定しています。こちらは詳細が決まり次第、お知らせしますのでお楽しみに。

奈良原神社の春祭り

4月14日(日)、楢原山の山頂にある奈良原神社で、春祭り(祈念祭)がおこなわれました。
1042mの山頂は、麓の暖かさは
どこへやら、強風で神主様の烏帽子が飛ばされるほどでした。

神社の前を掃き清め、三宝にお供えを並べ、
祝詞、大祓詞、お神楽と神事が続きます。
普段は人気のないお山に、太鼓や祝詞を挙げる宮司さんの声が、神々様に届けとばかり響きます。

最後は、皆さんでお神酒をいただいて、山を下りました。
神のお山での貴重な時間でした。

私たちも「玉川マップ」を作るためにいろいろと町内をめぐったことによって、町に住む人たちが昔から奈良原さんに思いをよせていたことを知りました。

そして、それを今でも守り育てている人たちがいることに感動しています。このような地道な活動を皆様に発信していくことが、ふるさとの自然や歴史文化、ひいては暮らしについて考えるきっかけになっていただけると嬉しいなと秘かに思っています。

鈍川木地ふるさと会のお花見

4月14日(日)、鈍川木地ふるさと会恒例のお花見会が、竹が成のひろばの桜の下で、開かれました。

今年の桜は、例年に比べかなり早かったですが、ここ鈍川木地には、まだのこっていて、桜の下でのお花見となりました。


なんとこのお花見会は、23回目を数えるそうです。
今年も鈍川木地出身の人達が50人位集まり、飲んで喋って、唄って、桜吹雪の舞う中楽しいひと時を過ごし、絆を深めました。

山里の工房開き

13日(土)、玉川町神子ノ森の旧集会所を改修して、工房がオープンしました。
その名も「徳さんの手織り畳表工房」。

「徳さん」ことAA STUDIOの徳永英治さんと、橋詰飛香さんの工房です。
彼らをこの山里の小さな村に迎えるために、いろいろと準備をしてきた神子ノ森の越智さんをはじめとするみなさんや玉川の人たち、そして徳永さんたちのお友達・・・みんなが集まって門出を祝いました。

朝、10頃前からお餅つきが始まっていました。
こんな感じでもち米を蒸しています。

この建物は、玉川ダムに沈んだ龍岡小学校の建物の一部を持ち帰り作ったものだそうです。
それが今またよみがえって、とてもうれしそうでした。

徳さんの畳表を織る織り機です。
いぐさを丁寧に織っていきます。

どうして畳表の職人になろうと思ったのか。
どうして玉川へ住みたいと思ったのか。
こういう自然がいっぱいのところで、手仕事を大切に守りたいと思われたそうなのですが・・・話せば話すほど、惹きこまれていきます。

そうこうしているうちに、お餅はぺったんぺったんつきあがります。

よもぎ餅、赤米のお餅、黒米のお餅・・・・・。

それを地元の人と若い人たちが一緒にもんでいきます。

のんびりと、腕時計をはずした時間が流れていきます。
桜は終わってしまいましたが、どこからか鳥の鳴き声が聞こえてきて、吹く風も心地よい・・・・・。

徳さんの門出を祝って、みんなが手仕事でついた餅。

子ども達も野を走り回っています。

こんな風景、私たちが子どもの頃にはあたりまえにありました。

地元の人たちが、お祝いのお料理を作って運んできてくれました。

心づくし。

山の幸ふんだん。

それを囲む人たち。

時にワイルドだぞ~!みたいなものも出て、笑いがいっぱい。

今までここで暮らしてきた人、そしてこれからここで暮らす人。両者の垣根を取り除く、ゆったりとした時間と、風景。

そしてそこへこの方登場!!
なんとびっくり自転車でやって来た!!(笑)

「支所長さ~ん!!よう来てくれたのぉ~。
まあ、あんた~チャリかいな~」

どうですか?みなさん。私たちの町・玉川。
やっぱりサイコーやと思いませんか?

いっぺん来てみとん。
気に入ったら、住んでみとん。