蒼社川へ鮎の放流
5月10日(金曜日)蒼社川漁業協同組合によるアユの放流が行われました。
小雨がぱらつくあいにくのお天気でしたが、鳥取県の日野川水系魚業協同組合からトラックで運ばれた200Kg、約35000匹の稚アユは元気に水槽で泳いでいました。
鴨部中村の蒼社川土手で、正岡組合長さんの挨拶のあといよいよ放流です。
トラックの水槽から大きなポリ水槽に移した稚アユを乗せた車は、鈍川の木地川上流に放流のため分かれて先行します。
一方、残ったトラックからは長くて太いホースが草むらの中を川まで伸ばされます。合図とともに水槽から一気に水と共に稚アユが川に流れ込みます。
次は船戸橋に移動です。
橋から川までかなりの高さがあり、又ホースから?と思いきや、なんとバケツからでした。と言っても橋の上から撒くわけではありません。
稚アユの入ったバケツを紐で吊るし、橋の上からゆっくりたぐり下し、川面んにつくと、くと紐を上手に使ってバケツをひっくり返します。
皆さんが欄干から川を覗きこみ稚アユを見守ってる姿は、(ちょっぴり失礼な言い方かもしれませんが)とてもほほえましかったです。
さて、次はもう一つ上流の長谷橋です。
ここも水面まではかなりの差があるのでホースでの放流です。
ここは、川底がきれいに見えるところで、今水槽から放流されたばかりのアユ達が早速ムレを作って、上流へそして又下流へと思う存分蒼社の流れを楽しんでるように見えました。
思わず橋の上から「はよ大きぃになりよ!」と声をかけました。
つななぎ橋、赤杖橋、石ケ内橋、渡瀬橋。
一方鈍川の木地川の方は、落合橋、牛追い橋、玉川橋、せせらぎ交流館、祓川、養魚場、上木地と放流していきました。
すべてが終わるまで3時間くらいの作業でした。蒼社川には鮎がたくさん泳いでいるおちうのは、、漁業組合の皆さんの、このようなご苦労があってこそなのかと、改めて感激しました。
今は5.6cmの稚アユも解禁になる7月には大きいので20cmくらいまで育つそうです。法界寺から下流は1ケ月早く6月1日が解禁だそうです。
秋祭りが終わるころに産卵のため下流に下る落アユまでの5ケ月ほど、大いに太公望を楽しませてくれることでしょう。
町内2つの小学校の生徒たちも5月24日には長谷橋の上で放流する予定だそうです。
清流・蒼社川。蒼社川では、漁業組合があり、現在235名の組合員さんがいます。
組合に入っていない方で、釣りを楽しみたい方は、年間4000円、投網は6000円の一年券が必要になります。詳しいことは、こちらのページか、蒼社川漁業組合までお問い合わせください。
「玉川ねっと」では、蒼社川で見られる川魚の図鑑も作っています。
子どもたちと、ご活用いただければとお思います。
2013年5月10日| Category:玉川のニュース